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問題と解答

問題1

「電気設備技術基準の解釈」に基づいて,使用電圧 6600V,周波数 50Hz の電路に接続する高圧ケーブルの交流 絶縁耐力試験を実施する。ただし,高圧ケーブルは 3 線一括で試験電圧を印加するものとし,各試験機器の損失 は無視する。また,被試験体の高圧ケーブルと試験用変圧器の仕様は次のとおりとする。 【高圧ケーブルの仕様】 ケーブル(CVT)公称断面積:100mm2 ケーブルのこう長:87m 1 線の対地静電容量:0.45μF/km 【試験用変圧器の仕様】 定格入力電圧:AC 0-120V 定格出力電圧:AC 0-12000V 入力電源周波数:50Hz (1)この交流絶縁耐力試験に必要な試験容量 [kV・A]を求めよ。 (2)この試験回路に以下の仕様の高圧補償リアクトルを1台接続する。 ①接続箇所として適切な2端子を A~D から2つ選べ。 ②補償リアクトを接続することにより,試験用変圧器に必要とされる容量[KVA]はいくら以上か。 【高圧補償リアクトルの仕様】 定格容量:3.5kvar,定格周波数:50Hz,定格電圧:12000V

問題2

図に示すような対称三相3線式低圧電路において,変圧器の中性点に接地抵抗値 RB[Ω]の B 種接地工事を施し てある。この電路が絶縁抵抗の劣化により,一相のみが絶縁抵抗値が RG[Ω]に低下したとき,接地線に流れる電 流 IB[A]の大きさを求めよ。ただし,電路の1相当たりの対地静電容量を C[F]とし,上記以外のインピーダンス および対地コンダクタンスを無視するものとする  

問題3

三相 4000[kVA]の変圧器1台を有する変電所から表のような需要設備 A,B に電力を供給している。このとき, 以下の問いに答えよ。
  設備容量[kVA] 力率 需要率 負荷率 設備間の不等率
A 4000 0.95 0.75 0.70 1.25
B 3500 0.70 0.70 0.80
(1)変電所の総合力率[%]を求めよ。 (2)変電所の総合負荷率[%]を求めよ。 (3)変電所が過負荷となる場合,変圧器定格容量以下に負荷を抑制するために必要なコンデンサの容量[kvar] を求めよ。 <おすすめ記事>