5分で自分の正しい性格を把握する「簡易版ビッグファイブテスト」 現在の心理学で、もっとも正しい性格テストと呼ばれているのが「ビッグファイブ」であります。  
ビッグファイブでわかること
人生でやりたいことがハッキリしないときは、まず自分のビッグファイブを調べてみよう ・論文によると個人の性格はハッキリと学問の好みに関係してたそうな。 私のような神経症傾向マンが、対人関係の問題を抱えてしまう3つの要因の話 ・神経症傾向が高い人は、一般にさまざまなタイプの対人関係の困難に遭遇する可能性が高い。 【性格分類】人間のキャラクターを形作る4つのクラスターとは? ・だいたいの人は4種類の組み合わせで性格が構成されてることがわかったんですよ。ビッグファイブの組み合わせ自体は無数にあるんだけど、実際には大きなかたよりがあったわけっすね。おもしろいですなぁ。 科学的に信頼のおける「性格テスト」まとめ ・まずは自分の性格を知ったうえで、無理せず努力するのが幸せの道。どの方法も、それなりに科学的な裏付けがありますんで、よろしくご活用くだされば幸いです。 極度の不安症だった私の「性格」が10年後にかなり改善していたよー、という話 ・運動やら認知行動療法やら、そのへんのテクニックをかたっぱしから試したせいで、遺伝の範囲内でどうにかできるレベルでは改善したってことなんでしょう。 「なぜか幸運な人」はどんな性格の持ち主なの?の科学 ・「幸運になりやすい性格がわかったよ!」ってデータ(1)がおもしろかったんでメモ。 自信があるかどうかなんて生まれつきの問題なんだから、「自信がない…」と悩むだけムダじゃね?という話 ・実際のところ、自信が高いほうが有利なことを示すデータってほとんどないんですよね。 IQが高い人より「いい人」のほうが頭は良くなる ・研究者によれば、IQよりも開放性と誠実性が高いほうが、頭の良い確率は4倍も大きくなるんだそうな。 人間の性格は変えられる。正しいゴールを設定すれば変えられる。という観察研究のお話その人の性格が価値ある人生目標を作り出し、その目標を追求することで性格が変化していくことがわかった。 誠実性で仕事のパフォーマンスは上がる。では具体的にどれぐらい効果があるのか?を調べた大規模リサーチのお話 ・誠実性ってのは「きっちりと物事をこなし、手際よく行動し、適切に物事を行おうとする」タイプの性格特性で、周囲から「あの人はちゃんとしてるねー」と言われるような人たちですね。 人生の成功に必要なものは「知識」ではなく“アレ”だった『成功する子 失敗する子』 ・本書では、私生活や仕事を成功に導く要素として「やり抜く力」「自制心」「好奇心」などが挙げられているんですが、そのなかで最も重要なのは、ズバリ「誠実さ」なんだそうな。 仕事で成功する人はどんな性格なのか? そして、成功によって人の性格は変わるのか?という分析の話 ・組織の価値観や人生のイベントなどの特質的な人生経験にもとづいて、私たちは性格の変化を経験することがある。様々な仕事の経験の結果として、性格が変化することが認められつつある。 ダメな性格を変えるのって意外と簡単なんじゃないか?説 ・「性格は変えられるのか?」って問題についてはまだ諸説あるわけですが、近ごろは「性格は決して不変ではない!」って見解が増えてきてたりします。なんらかの課題を一定の期間こなし続ければ、狙った性格特性が変わるって報告が多いんですよね。  
ビッグファイブ診断
以下の10個の質問に答えるだけでOK。それぞれの項目に対し、1(まったくあてはまらない)〜7(完全にあてはまる)の7段階で点数をつけていってくださいませ。 自分の性格は…
分類 質問 点数
A 外向的、情熱的 5
B 批判的、口げんかをしやすい 2
C 自己コントロール能力が高い、頼りがいがある 3
D 心配性、動揺しやすい 5
E 新しい経験や複雑な物事に対してオープンである 5
F あまり自分を主張しない、無口 5
G 共感能力が高い、優しい 5
H 物事にこだわらない、ぶっきらぼう 4
I 温厚、感情が安定している 6
J 形式にこだわる、創造性が低い 2
  で、自分のビッグファイブの得点の出し方は、以下のとおりであります。 開放性=(8ーJの点数)+Eの点数 ⇒11 誠実性=(8ーHの点数)+Cの点数 ⇒7 外向性=(8ーFの点数)+Aの点数 ⇒8 調和性=(8ーBの点数)+Gの点数 ⇒11 神経症的傾向=(8ーIの点数)+D の点数 ⇒7 自分の数字がわかったら、以下の平均値とくらべてみましょう。当然ながら、数値が平均よりも高いほうが、その傾向を強く持っているという意味であります。 開放性 男性:10.7 女性:10.8 誠実性 男性:10.4 女性:11 外向性 男性:8.5  女性:9.1 調和性 男性:10.1 女性:10.6 神経症的傾向 男性:5.7 女性:6.7
各ビッグファイブごとの傾向
各ビッグファイブごとの傾向をざっと並べておきます。ざっくりと自分の性格を判断する際にお使いください。 開放性が高い:創造性が高く、想像力が豊かで、好奇心が強い。物事を深く考える。抽象的に物事をとらえる。芸術的なものが好き。 開放性が低い:形式ばったものを好む。具体的に物事をとらえる。伝統を重んじる。新しいものが苦手。 誠実性が高い:真面目で勤勉。仕事の集中力が高く、効率と計画を重んじる。 誠実性が低い:だらしなく整理整頓が苦手。注意力が散漫で衝動的。 外向性が高い:おしゃべり好きで活動的。自己主張が激しい。社交的。情熱的。 外向性が低い:人見知り。無口。恥ずかしがり屋。 調和性が高い:無欲。優しくて思いやりがある。心が広い。共感能力が高い。人の役に立ちたがる。 調和性が低い:批判的。他人のあら探しが好きで、ケンカになりやすい。冷淡。ぶっきらぼう。 神経症的傾向が高い:不安になりやすく、イライラしがち。動揺しやすく感情の起伏が大きい。 神経症的傾向が低い:ストレス対処が上手く、つねに落ち着いてリラックスしている。温厚。   〇おすすめ記事