水素エネルギーとは
水素は燃焼・燃料電池での発電時にCO2を排出しない「クリーンエネルギー」候補として注目されています。ただし「水素をどう作るか」によって環境負荷が大きく異なります。
水素の3色分類
| 種類 | 製造方法 | CO2排出 | コスト |
|---|---|---|---|
| グレー水素 | 天然ガス改質 | 多い | 安い |
| ブルー水素 | 天然ガス改質+CCS(CO2回収) | 少ない | 中程度 |
| グリーン水素 | 再生可能エネルギー電解 | なし | 高い(コスト低下中) |
水素の主な用途と技術
燃料電池車(FCV):トヨタMIRAI・ホンダClarityが代表例。水素と酸素を反応させて電気を発生、CO2排出ゼロ。航続距離はEVより長い。
産業用燃料:製鉄(高炉の還元剤として石炭の代替)・化学プロセス・セメント製造での脱炭素化に有望。
発電・電力貯蔵:余剰再エネで水素を製造・貯蔵し、必要時に発電する「Power-to-Gas」。
課題
コスト:グリーン水素は現在1kg/1,000〜2,000円程度。2030年目標は1kg/300円以下。輸送・貯蔵:水素は-253℃の極低温か高圧(700bar)での保存が必要。アンモニア・MCH(メチルシクロヘキサン)に変換して輸送する技術が開発中。
日本は水素を「第6の鉱物資源」として国策で推進しており、輸送・発電・製鉄での普及を2030年代に目指しています。





