【機械加工 フライス加工の基礎の基礎】エンドミルの外周刃の種類

3Dプリンタ
著者:副業の宮殿|製造業に携わる現役エンジニア。技術士試験対策書籍をKindleで複数出版。技術ブログ「副業の宮殿」にて製造業DX・AI活用の情報を発信中。

エンドミルの外周刃の種類には、最も一般的な「直線刃」、切りくずを分断できるように波形になった「ラフィング切れ刃(荒削り切れ刃)」、外周刃にニック(溝)が付いた「ニック付切れ刃」の3種類があります。

 

「直線刃」は、外周刃が直線のため、切削が連続して行われるので仕上げ面精度が最も良くなる一方で、切込み量が大きい重切削の場合には、切込み量の分だけ切りくずが大きく(長く)なるので、切りくずが詰まりやすく、切削抵抗が大きくなる不具合があります。

 

「ラフィング切れ刃(荒削り切れ刃)」は、外周刃が波形のため、切りくずが分断され切削抵抗を減少させることができます。
ラフィング切れ刃は、特に、溝(チップポケット)が小さく、切りくずが詰まりやすい多刃のエンドミルに採用されています。
しかし、外周刃の波形が影響し、仕上げ面精度は劣ります。

 

「ニック付切れ刃」は、外周刃にニック(溝)を設け、切りくずを分断することができ、重切削用として用いられます。
外周刃にフラットな面を残すことで、ラフィング切れ刃よりも仕上げ面精度を改善しています。

ニックは旋盤で使用するバイトにチップブレーカと同じ働きをします。

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