愛と信頼は、どう関係するのか?

根本的には、どんな恋愛や結婚も持ちつ持たれつである。
よい、関係と悪い関係を分けるのは、二人の間の相対的なバランスだ。

数十年に及ぶ研究や数百年にわたって培われてきた常識から、
二人のコストと利益がだいたい同等な関係が、最も満足できて長続きするらしいと分かっている。

コストと利益のバランスが正確にどこで崩れるかは、あまり重要ではない。
パートナーのどちらかが収入をより多くもたらし、もう一人が家族の世話をより多くするかもしれない。

どちらかがより相手の心の支えになり、もう片方は資産管理に手腕を発揮するかもしれない。
二人の関係をうまく維持する秘訣は、ずばり相手が高く評価する分野で利益を与えあうことだ。

そして、主観的に見て受け取る利益と支払うコストが同等ならば、その関係は順調に進む。

恋愛から得られる喜びをこう描写すると、やや冷たくてドライな感じがするかもしれない。
それは否定しないが、恋愛は根本的なレベルではそのように作用する。
だからと言って、恋愛や結婚がときに夢のように素晴らしく思えるという事実に変わりはない。

私たちの心は、利益を貰ってときめくこともあるのだ。
それでも、関係を維持し、そこから利益を享受しようと思うかどうかは、
幸せな関係を継続させる意思がどれくらいあるかに関わっている。

何も受け取らずに与え続けられる人はいない。

従って、恋愛や結婚を維持させることは、搾取から自分を守ることと、
長期的で親密な関係を絆からしか得られない利益とのバランスをとる事に行きつく。

 

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