Figmaに関する最近のニュース(2025~2026年初頭)
2025年末〜2026年初の業績・事業動向
- 2025年通年売上は10億ドルを突破 – Figmaは2025年度決算で通期売上が約10億5600万ドルに達し、前年から41 %増加した。2025年第4四半期の売上は3億380万ドルで、前年同期比40 %増と四半期ベースの最高記録を更新した。同社は約17億ドルの現金・有価証券を保有し、四半期の非GAAP営業利益率は14 %だった。
- 非デザイナーによるAIツール利用の増加 – AIプロトタイピングツール「Figma Make」で作成されたファイルの約60 %が非デザイナー(開発者・プロダクトマネージャー・マーケターなど)によって作成されている。Field CEOは「役割よりも責任が曖昧になり、非デザイナーが設計作業に関わるようになっている」と述べた。
- AIクレジット課金モデルへの移行 – Figmaは2026年3月からAIクレジットを導入するハイブリッド課金モデルへ移行する。四半期決算時点で、年間ARRが1万ドル以上の顧客の約75 %がすでにAIクレジットを毎週消費しており、クレジット消費のデータをもとに料金体系を見直すとCFOのMelwani氏が説明している。投資家向けメディアも「AIクレジット課金への移行が2026年の売上拡大を後押しする可能性がある」と述べている。
- 収益性と投資家動向 – Simply Wall Stの分析では、Figmaは2025年度の売上3億3780万ドルに対し純損失2億2656万ドルとなり、通期では12億5000万ドルの赤字を計上したことが紹介されている。この報告によると、AIクレジット課金の導入とインサイダーによる株式購入が株価を押し上げたが、AI関連コストの増加が利益の重しになっているとも指摘されている。
Config 2025で発表された主な機能
2025年6月のカンファレンス「Config 2025」では、従来のデザインツールを超えた機能拡張が発表された。Colabのレポートから主な内容をまとめる。
| 機能・サービス名 | 概要 | 参考情報 |
|---|---|---|
| Figma Draw | Figma内で高度なイラストレーションを可能にする新機能。ラスター/ベクトルの切り替え、ラッソ選択、シェイプビルダー、カスタムブラシなどを追加し、Illustratorを使わなくても表現力の高いビジュアルを作成できる。 | Colab記事 |
| Grid Auto Layoutの強化 | 複数トラックのスパンや行・列のカスタムサイズ指定、Dev ModeでのCSS grid出力をサポート。複雑なレイアウトを設計・開発間で共有しやすくした。 | Colab記事 |
| Figma Sites | デザインからレスポンシブWebサイトを設計・プレビュー・公開できる新サービス。テンプレートやブロック、デザインシステムと連携し、簡易なマーケティングサイトやランディングページを素早く構築できる。 | Colab記事 |
| Figma Buzz | マーケティングチーム向けのコンテンツ生成ツール。スプレッドシートから大量のアセットを生成し、テンプレートをロックしてブランドガイドラインを守る。AIによる画像編集や背景除去機能も備える。 | Colab記事 |
| Figma Make | テキストプロンプトからインタラクティブなプロトタイプを生成できるAIツール。コードとデザインを編集可能な状態で出力し、Web上で直接公開できる。 | Colab記事 |
Colabはこれらを「AIが基盤となり、デザイン・開発・マーケティングの垣根をなくす構想」と評価。Figma MakeやBuzzによりプロトタイピングと制作が高速化し、Web開発がデザイン主導になる可能性を指摘している。
2026年の製品・機能アップデート
2026年に入ってからもFigmaはAIとユーザー体験を重視したアップデートを連発している。Create Withなどのメディアで報じられた主なニュースをまとめる。
- スロット機能のオープンベータ(3月5日) – コンポーネントの柔軟性を高める「slots」機能が3月5日よりベータ公開された。スロットはコンポーネント内の空き領域を定義し、コンテンツの挿入や配置を自由に行えるようにするもので、デザインシステムの保守性向上が期待されると紹介されている。
- Code Connect UI強化(3月6日) – Code Connectのユーザーインターフェイスが改善され、1つのFigmaコンポーネントに複数のコードファイルをマッピングできるようになった。これにより関連ファイルを一元管理でき、デザイナーと開発者の協働が効率化するとされる。
- GitHub Copilotとの統合(3月12日) – FigmaはGitHub Copilotと連携し、MCPサーバー経由でデザインとコードの往復を容易にした。VS Codeのライブセッションが開催され、開発者とデザイナーが同一のキャンバスとコードを行き来できる仕組みが紹介された。
- リリースノートの復活(3月12日) – FigmaはEP‑006のリリースノート配信を再開し、APAC地域向けに最新の製品アップデートやAIツールを紹介するセッションを設けた。
- Instant Tab Muting(3月23日) – デスクトップアプリでタブ毎のミュートを即座に切り替えられる機能を提供。作業中の音声通知をすぐに遮断できる。
- Vishal Kapoor氏の「Honest AI Design」ルール公開(3月23日) – FigmaのデザイナーVishal Kapoor氏がAIデザインに関する10の指針を公開し、「AIをチームメイトとして扱い、開発速度ではなく誠実さを重視すべき」と訴えた。
- MCP ツールのオープンベータ(3月31日) – FigmaはAnthropicが開発したModel Context Protocol(MCP)に対応したAIエージェント用ツールを公開し、エージェントがFigmaキャンバス上でデザインを操作できるようにした。開発者はFigmaファイルを読み込み、コンポーネントやレイアウトをプログラム的に変更するエージェントを構築できる。MCPツールはAIエージェントがデザインシステムの更新やコンポーネント生成を自動化する可能性を示している。
- AI画像ツールの展開(3月31日) – FigJam・Buzz・Slidesに画像処理機能を追加。画像の拡張・オブジェクトの切り抜き・不要要素の削除・ラスター画像のベクター変換といった機能を統合し、外部の画像編集ソフトを使わずに作業ができるようになった。これによりチームが同じインターフェース内で画像調整を完結でき、リモートコラボレーションが容易になった。
- システム全体のスポイトツール(3月31日) – macOS版デスクトップアプリにシステム全体のスポイト(アイドロッパー)機能が追加された。ブラウザー以外の画面からも色を直接取得できるため、外部資料やウェブサイトの色を即座にFigmaに反映できる。この機能は現在macOS限定で提供されている。
- Makeathon 2026受賞作品の発表(3月19日) – Figma主催のMakeathonコンテストの受賞者が公表された。最優秀賞はCharlota Blunárová氏の「Common Thread」、優秀賞にはKiel Cole氏の「TOKYO」、Aleyna Çatak氏の「Pucker」、Lee Black氏の「Airwwave」、Paige Latimer氏の「Duet Booth」が選ばれ、ファン投票賞にはDann Petty氏の「Reframe It」が選ばれた。
- Config 2026スピーカー発表(3月19日) – 2026年6月にサンフランシスコで開催されるカンファレンス「Config 2026」のスピーカーが発表された。デザイナーのDanit Peleg氏、数学YouTuberのGrant Sanderson氏、プロダクトデザイナーのMatthew Ström‑Awn氏、UXリーダーのVicki Tan氏、ミュージシャン兼AI研究者のHolly Herndon氏らが登壇し、AI時代におけるクラフトと品質について議論する予定。
開発者向け統合とAIエコシステム
AIと開発者向け機能の強化は2026年の大きなトピックである。以下に主な動向をまとめる。
- MCPによるAIコーディングツール統合 – Awesome Agentsの記事は、Figmaが2026年2月にOpenAI Codexを統合したことを報じている。FigmaはAnthropicのClaude Codeを2月17日に導入した後、わずか9日後にCodexを追加し、両者とも同じMCPサーバーを利用してデザイン⇄コードの双方向変換を実現した。デザイナーはボタンやレイアウトのスタイルを保ったままコードを生成でき、開発者は実行中のUIをFigmaの編集可能なフレームに変換できる。MCPサーバーはAIモデルに依存しない標準であり、Codex・Claude Code・Cursorなど複数のAIエージェントに対応する。
- 競争戦略 – FigmaはAIコーディングツールの“ハブ”となることを狙い、複数のモデルと連携することでモデルへのロックインを避けている。OpenAIのCodexプロダクトリードは「この統合により、Codexがより幅広いビルダーや企業に対して強力になる」と述べ、FigmaのCEO Dylan Field氏は「AIを製品戦略の核に据える」と語った。
- Code‑to‑Canvas MCPの拡張 – Figmaは3月19日に、コードをFigmaキャンバスへ変換するMCPサーバーのパートナーとしてCursor・Warp・Factory AI・Augment Code・Firebenderの5社を追加した。これにより、様々な開発環境から生成されたUIをFigmaで編集することが容易になった。
まとめ
Figmaは2025年に売上10億ドルを突破し、AIプロトタイピングツール「Make」の利用者が非デザイナーへ拡大するなど製品の裾野が広がっている。2026年にはAIクレジット課金モデルへの移行を予定し、収益構造の変化が注目される。一方、AIが基本機能として組み込まれ、Figma DrawやFigma Sitesなど従来の設計ソフトを超えたサービスが発表されるなど、デザイン・開発・マーケティングを横断するプラットフォームへ進化している。
2026年初頭には、コードとデザインの双方向変換を実現するMCPサーバーを軸に、GitHub CopilotやOpenAI Codex、Claude CodeといったAIツールとの統合が進み、開発者とデザイナーのワークフローをさらに融合させている。また、FigJamやSlidesへのAI画像編集機能、macOS版のシステム全体のスポイトツールなど、日常の作業効率を向上させるアップデートも相次いでいる。
これらの動向から、Figmaは単なるデザインツールにとどまらず、AIと開発環境を統合するプラットフォームとしての位置づけを強めていることが伺える。ユーザーは今後も新機能と料金体系の変化に注目しつつ、AIとコード統合がもたらす効率化を活用していく必要がある。
売り上げは伸びそうですか?
結論から言うと、短期〜中期では「かなり伸びる可能性が高い」ですが、 同時にコスト増・競争激化というリスクも大きい状態です。 (=強い成長トレンドだが、利益の安定性はまだ不確実)🔵 1. 売上は伸びる方向にある理由(かなり強い)
■ ① AIによる「ユーザー層の拡張」
- 非デザイナー(PM・エンジニア・マーケ)が大量に流入
- Figma Makeの利用の約60%が非デザイナー
- 従来:デザイナー数に依存(市場が限られる)
- 今後:開発者・企画・営業まで拡張
■ ② AIクレジット課金モデル
- AI利用に応じた従量課金へ移行
- すでに大口顧客の75%がAIを毎週利用
- SaaSは「席数」で頭打ち
- 使えば使うほど課金される構造へ進化
「ユーザー数 × 使用量」の二軸で伸びる
■ ③ 開発領域への侵食(ここが一番強い)
- Codex / Claude / Copilotと統合
- デザイン ⇄ コードを双方向変換
- デザインツール(上流)
- 開発プロセス全体のハブ
Figmaが「GitHub的ポジション」に近づいている
🟡 2. ただしリスクも大きい
■ ① AIコストが重い
- すでに赤字(AI投資が原因)
- 推論コストが高い
- 売上 ↑
- コスト ↑↑(もっと増える)
■ ② 競争が激しすぎる
直接競合:- Adobe(復活を狙っている)
- Canva(AI+ノーコード領域)
- Framer / Webflow(サイト生成)
- Cursor / Copilot / Claude Code
- ChatGPT(UI生成)
■ ③ AIに主導権を奪われるリスク
今は:- FigmaがAIを取り込んでいる
- AIがUIを直接生成 → Figmaを経由しない可能性
「ハブになれるか、ただの編集ツールになるか」の分岐点
🔴 3. かなり重要なポイント(本質)
Figmaの勝ち筋はこれです👇👉 「AIの作ったものを編集・意思決定する場所になる」
- AIがUIを生成
- それを人間がFigmaで調整
- チームでレビュー・意思決定
- GitHub的な地位(不可欠インフラ)
- =売上は長期的に伸びる
🟢 4. 結論
✔ 売上成長
👉 かなり強い(高確率で伸びる) 理由:- AIで市場拡大
- 従量課金化
- 開発領域へ進出
✔ ただし
👉 利益は不安定(しばらく) 理由:- AIコスト
- 競争激化
🧠 5. 超シンプルに言うと
- 今: 👉「デザインツールの王者」
- これから: 👉「AI × 開発の中心になるかどうかの勝負」
もし興味あれば、かなり重要なので👇も解説できます 👉「FigmaはAdobeを本当に倒せるのか?」 👉「CursorやChatGPTに負けるシナリオ」
財務状況を整理してください
Figmaの財務状況を、最新動向ベースでわかりやすく整理します。 (※投資判断に使えるレベルで構造的にまとめています)🧾 Figmaの財務状況まとめ(2025〜2026)
🔵 1. 売上・成長性(非常に強い)
■ 売上規模
- 約10.5億ドル(2025年通期)
- 前年比:+40%前後の高成長
■ 四半期
- Q4売上:約3億ドル
- YoY:約+40%
■ 何で伸びてるか
- AI機能(Make / 画像生成)
- 非デザイナー流入
- エンタープライズ拡大
🟡 2. 収益性(まだ弱い)
■ 利益
- 赤字(大きめ)
- 年間:数億ドル規模の損失
■ 理由
- AIコスト(推論費用)
- R&D投資(AI・開発統合)
- 人件費(成長フェーズ)
■ ただし
- 一部四半期では営業利益率14%(非GAAP)
「儲かる構造はあるが、投資で赤字」
🟢 3. キャッシュ(かなり健全)
■ 現金
- 約17億ドル
■ 意味
- AI投資を継続できる
- 競争に耐えられる
🔴 4. 収益モデルの変化(超重要)
■ 従来
- 席課金(SaaS)
■ 今後
- AIクレジット課金(従量制)
■ 影響
👉 売上構造がこう変わる:| 項目 | 旧 | 新 |
|---|---|---|
| 成長の限界 | ユーザー数 | ユーザー数 × 使用量 |
| ARPU | 固定 | 上がる可能性大 |
| 収益の伸び | 緩やか | 非線形に伸びる可能性 |
👉 要するに
「Snowflake型(使うほど課金)」に進化
🟣 5. 顧客構造(かなり良い)
■ エンタープライズ比率
- 高単価顧客が増加中
■ AI利用
- 年間1万ドル以上顧客の75%がAI使用
- 高単価顧客ほど使っている
⚠️ 6. リスク(財務的に重要)
■ ① AIコスト爆発
- 利用が増えるほどコスト増
■ ② 利益転換のタイミング
- まだ「投資フェーズ」
■ ③ 競争による価格圧力
- Canva / Adobe / AIツール
🧠 7. 財務の本質(重要)
Figmaは今こういう状態👇▶ 成長
👉 SaaS上位クラス(かなり強い)▶ 利益
👉 意図的に犠牲にしている▶ 戦略
👉 AIで市場を取りに行っている🟢 最終評価
✔ 強み
- 高成長(40%)
- キャッシュ豊富
- ARPU上昇余地あり(AI課金)
✔ 弱み
- 赤字
- AIコスト依存
- 競争激しい
🎯 結論(超シンプル)
👉 「売上は強い、利益はこれから」🧩 補足(かなり重要な視点)
もしFigmaが👇を達成すると- AI課金が定着
- 開発ツール領域を支配
- AIにUI生成を奪われる
必要なら 👉「IPOしたら時価総額いくらになるか」 👉「Adobeとどっちが勝つか」 もかなり面白いので解説できます





