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問題と解答

問題6

図は,電圧 6600[V] ,周波数 50[Hz] の中性点非接地方式の三相 3 線式高圧配電線路及びある需要設備の高圧
地絡保護システムを簡易に示した単線図である。高圧配電線路一相の全対地静電容量を C1 = 3 [μF],需要設備
一相の全対地静電容量を C2 = 0.015[μF] とするとき,以下の問いに答えよ。ただし,図示されていない負荷,
線路定数及び配電用変電所の制限抵抗は無視するものとする。
(1)図の配電線路において,遮断器が「入」の状態で地絡事故点に一線完全地絡事故が発生し地絡電流 Ig [A]
が流れた。このとき Ig の大きさ[A]を求めよ。
(2)高圧配電線線路側(構外)の地絡事故で需要設備の地絡継電器で検出される地絡電流 I 外[A],需要設備側
(構内)の地絡事故で需要設備の地絡継電器で検出される地絡電流 I 内[A]をそれぞれ求め,地絡継電器の
不必要動作を防ぐ方法を1つ挙げよ。

問題7

1相あたりの抵抗値およびリアクタンスが 1.5[Ω]および6[Ω]の三相3線式送電線路がある。この受電端に
受電端電圧が 31[kV],使用電力が 8000[kW],遅れ力率 80%の需要家がある。いま,この需要家に電力用コンデン
サを設置することにより力率を調整し,送電線路の電圧降下の値を需用電力の大きさに関わらず 0[V]にし,受電
端の電圧を常に一定に調整したい。
(1)送電線路の電圧降下の値を需用電力の大きさに関わらず 0[V]とするためには,需要家の力率[%]をいくら
になればよいか。
(2)設置する電力用コンデンサの容量[kvar]は最低いくら必要か

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