【再エネ】VWのディースCEO、気候変動のために水素自動車を批判「科学に耳を傾けてください!」。

  • むしろ、電気を直接利用する方が、今後数年間、特に乗用車の分野では経済的にも環境的にも理にかなっているであろう。
    また、水素ベースの新燃料は、燃焼技術をより長く存続させ、その結果、化石燃料への依存が続き、温室効果ガスの排出がさらに増え、気候目標が危うくなる
    内燃機関自動車の製造に必要な電力量の2倍から14倍を使用するとしています。水素自動車はBEVの5倍程度のエネルギーを利用する。

【最新水素エネルギーの仕組みと動向がよ~くわかる本】FCVの市場拡大を見込み、サプライヤーの技術開発が活発になっています。

  • 電気自動車の部品点数は約2万点、ガソリン車は3万点といわれていますが、燃料電池自動車(FCV)ではガソリン車以上に部品点数が多くなります。
    FCVの主要部品としては、FC専用技術に関わるFCスタックや高圧水素タンク、およびハイブリッド技術にかかわるバッテリ、コントロールユニット、モータなどがあげられます。
    トヨタはMIRAIの開発において、主要部品はできるだけ内製化するという方針で進めており、FCスタックや高圧水素タンクなどを自社工場で生産しています。
    たとえば、高圧水素タンクについては、2000年から開発に取り組み、炭素繊維強化プラスチックを内製しています。

半世紀に及ぶ水素の熱狂から得られる教訓は、水素技術はすぐには普及しないということである。

  • 自動車、バン、都市部、地域、長距離トラック、フェリーなど、電池が実用的なソリューションとなる場所では、水素は効率が悪く、結果的に燃料費が高くなるため、苦戦を強いられることになる。フォルクスワーゲンのCEOが最近言っていた。”同じ100kmを走るためには、電気自動車の3倍の風力発電所が必要だ」とフォルクスワーゲンのCEOは言った。
    水素の明確な役割があり、これまで規制措置が不十分であった航空と海運の 2 つの分野に焦点を当てることである。

日本は、水素自動車からは撤退して電気自動車の普及に力を入れるべき説得力のあるデータがこちら

  • バッテリー電気自動車は、圧倒的に最も効率的な自動車の選択肢であり、明らかに交通機関の未来であることを説明するには素晴らしいチャートです。

【東洋経済】FCVは短い充填時間で長い距離が走行可能なことから、「究極のエコカー」と呼ばれる。

  • 水素ステーション整備のネックとなっているのは、固定型で約5億円もかかる高額建設費だ。
    水素用の高圧ガスタンクやパイプに特殊な金属を使う必要もあり、ガソリンスタンドの5倍以上の建設費がかかる。
    運営費も年間約3,000万円必要なため、補助金なしでは採算は難しい。

【電池の覇者 EVの命運を決する戦い】日本勢が、今後も FCVの開発で世界をリードしていくことは想像に難くない。

  • FCVを構成する基幹コンポーネントであるFCスタック、モーター、二次電池、パワー半導体、制御システム、さらには触媒や固体分子膜、セパレーターなどの素材・部材分野は日本勢が強みを持つ領域である。
    それらをテコに日本勢が、今後も FCVの開発で世界をリードしていくことは想像に難くない。

再エネ 英語学習】電気バスの方がはるかに合理的と判断し、市は水素バス50台の発注を取りやめ

  • 南フランスのモンペリエでは、2年以上前から50台の水素燃料電池バスを発注していた。
    しかし、同市は先週、公共交通機関の脱炭素化計画を更新し、財務状況を見直した結果、発注を取りやめたことを明らかにした。
    同自治体の会長であるMichaël Delafosse氏は、現在、水素バスは運行コストがかかるため、電気バスの6倍の値段になると予想していると述べた
    これは主に、水素の製造、貯蔵、流通にかかる費用によるもので、すでにある電気インフラに主に依存する充電インフラよりもはるかに高く、複雑なものである。
    最も効率的な形態であっても、水素の製造と供給は、バッテリーで車両を駆動するよりもはるかに効率が悪いのです。

電気自動車(EV)VS 燃料電池車(FCV)、勝負の行方は?

現状においてEVが再生可能エネルギーに由来する電力の8割程度のエネルギーを車両の走行に使うことができるのに対して、FCVは3割程度しか使うことができないという結果が示されています。

 

水素がだめなのは、

  • 少なくとも現時点では水素は石油から作る「汚いエネルギー」である。
  • 水素ステーションが、「ニーズがないから作れない」「ステーションがないから水素自動車が売れない」というジレンマに陥っていていつまでたっても解決しない
  • エネルギー効率がとても悪い
  • 特殊な技術が必要で、自動車もステーションもとても高い

などの致命的とも言える欠点がある

 

もし水素社会が実現するとすれば、それは自家用車ではなく、バスやトラックなどの大型車両向けでしょう。
自家用車と違って、決まった場所に水素ステーションがあれば十分だし、充填時間が(EVと比べて)短いことも、ビジネスにとって大きなプラスです。
それでも、上記のフランスの例でもあるように水素の製造と供給は、バッテリーで車両を駆動するよりもはるかに効率が悪いのです。

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