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電気自動車の部品点数は約2万点、ガソリン車は3万点といわれていますが、燃料電池自動車(FCV)ではガソリン車以上に部品点数が多くなります。

FCVの主要部品としては、FC専用技術に関わるFCスタックや高圧水素タンク、およびハイブリッド技術にかかわるバッテリ、コントロールユニット、モータなどがあげられます。
トヨタはMIRAIの開発において、主要部品はできるだけ内製化するという方針で進めており、FCスタックや高圧水素タンクなどを自社工場で生産しています。
たとえば、高圧水素タンクについては、2000年から開発に取り組み、炭素繊維強化プラスチックを内製しています。

とはいえ、FCVにはさまざまな先端技術が必要になるため、多くの部品メーカーの協力が欠かせません。
高圧水素タンクとその周辺部品では、ジェイテクトが高圧水素供給バルブと減圧弁、愛知製鋼が高圧水素ステンレス鋼、トヨタ合成が水素タンクのライナー部、豊田自動織機が水素循環ポンプ、愛三工業が水素インジェクター、NISSHAエフアイエスが水素ディテクターをそれぞれ供給しています。

一方、生産台数が増えるにしたがい外注にだす部品も増えていきます。
それを先取りして豊田合成では、高圧水素タンクの開発に取り組んでいます。
円筒のカプセル形の高圧水素タンクの本体部は高分子材料(樹脂)製とし、その外側を補強するアウター部はCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製としています。
本体に炭素繊維を巻いて補強する工法を採用し、実用化できる水準まで開発をすすめています。

 

デンソーは、パワーコントロールユニットやエアコンシステムなど、約70種類の製品をMIRAIへ提供しています。
デンソーが供給する水素の充填システムは温度センサーや圧力センサーを用いて、高圧水素タンク内の水素ガスの温度や圧力を検知し、検知した情報を水素充填ECUで処理します。
水素ステーションでは、送信された温度や圧力情報をもとに、水素の充填圧を適切に制御し、3分程度で充填することができます。

 

一方、自動車部品のメガサプライヤーで、売上高1位のボッシュは、燃料電池分野の開発を強化しています。
たとえば、燃料電池に酸素を送り込むための電動コンプレッサなどの開発を進めています。

 

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