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大好きで大切なカクレクマノミのチャーム

ペンネーム:ゆきちゃん

旅先から、誰かのためにお土産を買う、または、旅先でのお土産を誰かからもらう、どちらの立場になっても、嬉しいものです。
誰にでも、お土産にまつわるすてきな思い出や、エピソードがあるように、私にも忘れられない思い出のお土産があります。

バブルの好景気の真っ只中に父が自営で仕事していた頃、いくつもの取引先から年に何回も招待旅行がありました。
未だに海外旅行の経験すらない私に対し、招待旅行で父がハワイやシンガポール、香港などに行くたびに、私にお土産を買ってきてくれました。
しかし、父が選んで買ってきてくれたお土産は、娘の立場から言うと、正直センスがなさ過ぎて、残念なことにどれも私の好きなものがありませんでした。
父が買ってきたお土産は、目玉の飛び出た緑色のリアルなカエルや、ショッキングピンクの猫などのぬいぐるみ、大阪のおばちゃんがつけるような金ぴかのネックレスやイヤリングなどでした。

 

子どもの頃、もらっても全く嬉しくない、父が買ってきてくれたお土産ばかりが手元に残り、いつも期待外れでした。

 

20年ほど前の夏、取引先の招待旅行で父が行くことになった沖縄美ら海水族館は、新館がオープンし、連日のようにテレビの情報番組で取り上げられており、私も「行ってみたい」と憧れていました。
そんな中、思いがけず招待旅行で沖縄旅行に行ける父が私は羨ましくて、羨ましくて、仕方ありませんでしたが、最初からお土産は全く期待していませんでした。

父が沖縄旅行から帰ってくると、まるで店開きでもするかのように、次々に開けていったいくつものお土産が入っている袋の中に小さな箱がありました。
「沖縄美ら海水族館に行ってきたから、土産はこれ」と父が私に箱を差し出し、開けてみると中には吊り下げて飾る置物のカクレクマノミの可愛らしいチャームが入っていました。

 

手触りのよい木製のカクレクマノミのチャームは、5㎝ほどの体長がありました。
目の覚めるような赤い色が塗られていたうえ、絵の具で描き込まれた可愛らしい目や、体の模様である白い縞々など、細部まで表現されていました。
貼りつけてどこでも飾れるように、カクレクマノミのチャームの先に吸盤がついていました。

 

このカクレクマノミのチャームは、断トツの父が買ってきてくれたお土産であり、最も気に入っています。
あのセンスのなさ過ぎる父が、沖縄美ら海水族館で「よくこんなに可愛いお土産を見つけてきたな」と今でもよく思います。

父が買ってきてくれた当時、私が乗っていた赤い車の助手席側の窓にカクレクマノミのチャームをつけて飾っていました。
車が走る振動でカクレクマノミが揺れるたび、とても可愛かったです。

 

あれから20年が経ち、乗り替えた車の同じ位置に相変わらず飾ってあるカクレクマノミのチャームが、毎日車の中でゆらゆら揺れています。
歳月は流れたものの、カクレクマノミのチャームが夏の強い陽射しを受けても、赤い色が剥げ落ちることもなく、きれいなままです。

これからも、このカクレクマノのチャームは、私の大切なお守りのような存在であり続けるでしょう。
そんなカクレクマノのチャームを買ってきてくれた父にとっても、よい思い出のひとつになっているでしょう。

 

昨今のコロナウイルスの感染拡大によって、現在閉館の延長を余儀なくされているようですが、コロナウイルスが収束したら今度こそ、私も沖縄美ら海水族館に行ってみたいと思っています。

沖縄美ら海水族館に行ったら、1匹だけでは寂しいカクレクマノのチャームを買い、新たな相棒となる2匹を車内に吊り下げて飾ろうと心密かに楽しみにしています。

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