142 Tesla Megapacks power on to create giant new battery, replacing gas peaker plant in California

Tesla が提供する蓄電施設が、今度はカルフォルニア州で、火力発電施設に変わって、ピーク電源対策に使われることになった、という報道です。

日本では全く報道されないようですが、テスラの電源網向けの蓄電施設ビジネスは、実績ベースで着実に設置数を増やしています。この分野はあまりにもあたらしいので、市場規模はまだまだ小さいのですが、Tesla 自身が圧倒的な技術力で、市場そのものを作り出しているのです。

この件が興味深いのは、Venture 群の地元の人たちが、環境に悪い火力発電所の新設に反対した結果、Tesla の蓄電施設が作られることになった、という点です。

新しい技術にアンテナを貼っている人であれば、 Teslaの蓄電施設がオーストラリアで大きな役割を果たしていることを既に知っており、地元にピーク電源用の火力発電所が作られると知ってすぐに、代替案と共に建設的な反対意見を述べることが出来ます。

日本でも、夏には太陽光発電による発電量が需要を上回ってしまう九州電力などは、さっさと大規模な蓄電施設を作って電源網を安定させ、それを活用して、さらに再生可能エネルギーの比率を増やすべきだと私は考えています。

 

引用 週刊 Life is Beautiful 2021年7月6日号

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