
荷重を増加させると伸び(ア)が増加します。復元する性質は、弾性(イ)となります。き裂を生じたり分離はしないが、復元しない性質を塑性(ウ)といいます。
さらに、引張試験の場合の公称応力は、引張強度(エ)となります。
[解答]③
参考:
過去問ドットコム
公称応力とは
「公称応力」(こうしょうおうりょく)とは、材料力学において、試験片にかかる力を元の断面積で割った値として計算される応力のことです。これは、実際の変形後の断面積を考慮せず、初期状態の断面積を基にして求められるため、厳密には実際の応力分布とは異なる場合があります。しかし、特に引張試験などではこの「公称応力」を基準として使うことが多く、一般的に応力の基本指標として利用されます。
### 公称応力の計算式
公称応力 \( \sigma \) は、以下の式で求められます。
\[
\sigma = \frac{P}{A_0}
\]
- \( P \) は試験片にかかる力(荷重)
- \( A_0 \) は初期の断面積
このように、「公称応力」は変形後の断面積を考慮しないため、材料が引張試験で伸びて断面積が減少する場合でも、公称応力は元の断面積に基づいて計算されます。