計装・制御システムの基礎|DCS・SCADA・PLCの役割と違い
化学・石油・電力・食品などのプロセス産業で使われるDCS・SCADA・PLCの違いと役割を解説します。制御システムの基本を理解することで、設備エンジニアリングの全体像が掴めます。
PLC(プログラマブルロジックコントローラ)
シーケンス制御(順序動作)に特化したデジタル制御装置。ラダー図言語でプログラムを作成。単体設備・機械制御に広く使われる。三菱電機・オムロン・シーメンスが主要メーカー。
DCS(分散制御システム)
プロセスプラント全体の制御を担う大規模制御システム。PID制御ループを多数統合し、オペレータステーションで監視・操作。化学・石油精製・製紙工場等の連続プロセスに最適。Honeywell・Emerson・Yokogawaが代表的なベンダー。
SCADA(監視制御およびデータ収集)
地理的に分散した設備(変電所・ガスパイプライン・上下水道等)をリモートで監視・制御するシステム。現場のRTU(遠隔制御装置)やPLCからデータを収集してホストで可視化・制御。
現代のトレンド
OPC-UAを介したIT/OT統合、クラウドSCADA、AIによる運転最適化が進んでいます。
まとめ
「スタンドアロンの単機械制御はPLC、プラント全体のプロセス制御はDCS、広域分散設備の監視はSCADA」が基本的な使い分けです。
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