工業用ネットワークの基礎|Modbus・PROFINET・EtherNet/IPの比較
製造現場のPLC・ロボット・センサーを接続する「工業用ネットワーク(フィールドバス)」の基礎と、代表的なプロトコルの特性を解説します。
フィールドバスとは
PLC(プログラマブルロジックコントローラ)とフィールド機器(センサー・アクチュエータ・モータードライバー等)を接続するデジタル通信の総称です。従来のアナログ配線(4〜20mA)と比べてノイズ耐性・診断機能・設置コストの面で優れています。
Modbus(モドバス)
1979年登場のシリアル通信規格。シンプル・オープン・安価が特徴。現在も多くの計測機器がModbus RTU/TCPに対応。速度は遅いが堅牢性が高く、レガシー設備との接続に今も多用されます。
PROFINET(プロフィネット)
Siemens主導の産業用Ethernet規格。リアルタイム通信・高速(1ms以下の周期通信も可能)・診断機能が充実。ドイツ系・欧州系の設備に多い。
EtherNet/IP
Rockwell Automationが推進する産業用Ethernet。北米・日本の工場に多い。汎用Ethernetとの親和性が高く、ITとOTの統合がしやすい。
まとめ
工業用ネットワーク選定は「既存設備との親和性」「要求リアルタイム性」「メーカーサポート」が主な基準。新規導入なら将来のIoT活用を見据えてEthernet系(PROFINET・EtherNet/IP)を選ぶのが現代の主流です。
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