私の文体を劇的に変えた3冊の本
アウトプットにおいて欠かせない「文章の書き方」について、私は3冊の本から大きな影響を受けました。
1冊目は、第1章でも取り上げた「理科系の作文術」です。
偶然、大学院時代の先輩が教えてくれたこの本は、それまで誰も教えてくれなかった、「文章は情報を伝えるためのツールである」という本質を私に教えてくれた1冊です。
それまで、「自分は作文が不得意だ」と思い込んでいた私の目を覚まさせてくれた良書であり、初めて読んだときの感想は、「なんで学校ではこんな簡単なことを教えてくれなかったんだ!」というものでした。
私が常に「わかりやすい文章」を書くように心がけているのはこの本の影響ですし、読んで以降は、文章というものがものすごく簡単なものに思えてきたのです。
特に理系の方は、通読を強くおすすめします。
2冊目は、「頭の良くなる短い、短い文章術」です。
まさに今あなたが読んでいるこの本で私が伝えようとしている「インプットとアウトプットの繰り返しがAIに仕事を奪われかねない時代を生き抜くための最強の勉強法である」ことを簡潔に伝えてくれる良書です。
「何かブログのネタはないかな?」という気持ちで毎日を過ごすだけで、ふだんであれば気にも掛けなかった事象が目に留まるようになり、しかも、疑問に思ったことを、一歩も二歩も踏み込んで調べる習慣が身につくのです。
そう、自分のまわりの人やものを常に好奇心にあふれたまなざしで見る気持ちさえ持って生きていれば、ネタに困ることなど決してない。
そんなことを伝えてくれます。
別の言い方をすれば、アウトプットをすることが、良いインプットにつながり、それが毎日を勉強の日々に変えてくれる、ということをこの本は教えてくれたのです。
ブログを書き始めようかと迷っている人の背中をそっと押してくれる良書ですし、ブログの更新が滞りがちな人にもおすすめの1冊です。
ラストは、「文章表現 400字からのレッスン」dす。
筆者は、「良い文章を書く」ことの定義を「自分にしか書けないことを、誰にもわかるように書く」という、ものすごくわかりやすい言葉で表してくれています。
この一点で、私にとっては「目からウロコが落ちる」体験をさせてくれた、数少ない書籍の一つです。
「自分にしか書けないことを、誰にもわかるように書く」
この言葉にこそ、ブログを書くことの楽しみのエッセンスが凝縮されていると言えます。
「自分にしか書けないこと」を見つける楽しみ、それを「誰にもわかるように」伝えることで自分の成長を実感できる喜び。
それこそが、あなたがアウトプットする理由なのです。
今もさまざまな文章ノウハウ本がでていますが、基本的には新しいものを追いかけるよりも、今挙げた3冊を繰り返し読み込み、実践すれば大丈夫だとお伝えしておきます。
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