表面処理とは

表面処理は金属・プラスチック等の表面に機能的または装飾的な被膜を形成する技術です。耐腐食性・耐摩耗性・電気伝導性・美観など、素材単体では得られない特性を付与できます。

主な表面処理の種類

種類 代表例 主な目的
電気めっき 亜鉛めっき・ニッケルめっき 防食・外観
無電解めっき 無電解ニッケル 均一厚み・絶縁物への応用
陽極酸化(アルマイト) アルミニウムの酸化被膜 耐食・着色・硬化
PVD(物理蒸着) TiNコーティング 工具の耐摩耗
CVD(化学蒸着) ダイヤモンドライクカーボン 超硬工具・精密摺動部品
溶射 セラミック・金属の溶射 耐熱・耐摩耗
焼付塗装 粉体塗装・電着塗装 外観・防食

選び方の基準

  • 防食が目的:亜鉛めっき・溶融亜鉛めっき・クロメート処理
  • 電気特性が必要:金めっき(接点)・銅めっき(基板)
  • 耐摩耗が目的:硬質クロム・TiNコーティング・DLC
  • アルミの外観・耐食:アルマイト処理

環境規制と代替技術

六価クロムは発癌性があるため欧州RoHS指令で規制されており、三価クロメートへの移行が進んでいます。鉛フリーはんだ・カドミウムフリーめっきなど環境対応が表面処理技術の重要テーマです。