配管記号
「なし」: 厚鋼電線管や薄鋼電線管には特別な略称がなく、「標準的な配管」として区別されているため「なし」と記載されています。
E (ねじなし電線管): 「E」は、「Electric conduit(電線管)」の頭文字と考えられ、ねじを使用しない電線管を区別するために簡略化されています。
PF (合成樹脂製可とう電線管): 「PF」は「Plastic Flexible conduit(プラスチック製フレキシブル電線管)」の頭文字を取った略称です。PF管は合成樹脂製で柔軟性があるため、この名前が付いています。
CD (合成樹脂製可とう電線管): 「CD」は「Control Duct」や「Conduit Duct」の略称で、特に合成樹脂製で柔軟性があり、電線の保護と制御を意識した設計の管を示します。
VE (硬質塩化ビニール電線管): 「VE」は「Vinyl Electrical conduit(ビニール電線管)」の略で、材質が硬質の塩化ビニール(PVC)であることを表しています。
FEP (波付硬質合成樹脂管): 「FEP」は「Flexible Electrical Pipe」や「Fluted Electrical Pipe」の略で、波形のデザインを持つ硬質の合成樹脂管を表現しています。この管は柔軟性と強度を兼ね備えています。
F2 (2種金属製可とう電線管): 「F」は「Flexible(柔軟性のある)」の略で、「2」は「第2種」を意味します。金属製のフレキシブル電線管の種類を区別するために使われています。
MM1 (1種金属製線ぴ): 「MM」は「Metallic Molding(メタリックモールディング)」の略で、「1」は「第1種」を表します。金属製の電線管であることを簡潔に示しています。
MM2 (2種金属製線ぴ): 同様に、「MM」は金属製を意味し、「2」は「第2種」を示します。これは異なる規格や用途に応じて分類されたものです。
HIVE (耐衝撃性硬質塩化ビニール電線管): 「HIVE」は「High Impact Vinyl Electrical conduit」の略で、耐衝撃性が高い硬質ビニール電線管を表しています。
画像引用:改訂版 この1冊で合格! 広川ともきの第2種電気工事士学科試験 テキスト&問題集
電線記号
IV(600Vビニル絶縁電線)
「IV」は「Insulated Vinyl(絶縁ビニル)」の略です。ビニル絶縁の電線で、600Vの耐圧性能を持つ標準的な電線を表します。
VVF(600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル(平形))
「VVF」は「Vinyl Vinyl Flat」の略で、ビニル絶縁の電線がビニルシースで覆われており、さらに平形(Flat)であることを表しています。
VVR(600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル(丸型))
「VVR」は「Vinyl Vinyl Round」の略です。VVFと同じくビニル絶縁・ビニルシースケーブルですが、こちらは丸型(Round)です。
CV(600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル)
「CV」は「Cross-linked polyethylene Vinyl」の略で、絶縁材として架橋ポリエチレン(Cross-linked polyethylene)を使用し、外部はビニルシースで覆われているケーブルを表しています。
CVT(600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(単心3本より線))
「CVT」は「Cross-linked polyethylene Vinyl Twisted」の略で、「T」は「Twisted(より線)」を表し、複数の単心を撚り合わせた構造を示しています。
画像引用:改訂版 この1冊で合格! 広川ともきの第2種電気工事士学科試験 テキスト&問題集
照明記号
1. アルファベットによる分類
CH(シャンデリア): “Chandelier” の頭文字から。シャンデリアの豪華さや装飾性を思い出しやすいです。
CL(シーリング): “Ceiling” の頭文字から。天井直付けの照明をイメージするのに役立ちます。
DL(埋込器具): “Downlight” の略。埋込型の照明器具を指します。
FL(蛍光灯): “Fluorescent Light” の略で、蛍光灯を示します。
2. 図形の特徴に注目
丸型: 天井直付けの照明やシャンデリアなどの丸い形状の器具を表すことが多い。
四角や角付きの図形: 引掛シーリングなど、特定の取り付け方法を表現するのに使われます。
点線: 屋外灯など、位置や形状により変化がある照明に使われることが多い。
3. 用途に基づくグループ化
屋内照明: シーリングやシャンデリアのように、主に室内で使用されるもの。
屋外照明: 屋外灯(ナトリウム灯など)や誘導灯など、屋外や特殊な場所で使われるもの。
特殊用途: 引掛シーリングや埋込器具など、特定の取り付け方法や設置場所に特化したもの。