非破壊検査とは
非破壊検査(NDT:Non-Destructive Testing)は、製品・構造物を破壊せずに内部欠陥・亀裂・腐食を検出する技術です。航空機・圧力容器・橋梁・配管など「壊れてから困るもの」の品質保証と保守管理に不可欠です。
主要な非破壊検査の種類
| 方法 | 原理 | 検出対象 |
|---|---|---|
| 超音波探傷(UT) | 超音波の反射・透過 | 内部欠陥・厚さ測定 |
| 放射線透過(RT) | X線・γ線の透過差 | 溶接欠陥・内部鋳造不良 |
| 磁粉探傷(MT) | 磁場の漏れを磁粉で可視化 | 表面・近表面の亀裂 |
| 浸透探傷(PT) | 毛細管現象で欠陥に浸透剤が入る | 表面開口欠陥 |
| 渦流探傷(ET) | 誘導電流の変化 | 導電性材料の表面欠陥 |
| AE(アコースティック・エミッション) | き裂成長時の弾性波を検出 | リアルタイムき裂監視 |
超音波探傷の活用例
航空機エンジンの翼・プロペラシャフト・溶接部の検査に広く使われます。フェーズドアレイ超音波(PAUT)はセンサーアレイで三次元的に欠陥位置・サイズを把握でき、従来手法より大幅に精度・効率が向上します。
デジタル化とAI活用
超音波・X線の画像をAIで自動判定する技術が実用化されています。人間の目視検査より客観性・再現性が高く、検査員不足問題の解決策としても注目されています。





