技術士二次試験の筆記試験の概要
技術士二次試験の筆記試験は、総合技術監理部門を除く各部門で「必須科目(Ⅰ)」「選択科目(Ⅱ-1)」「選択科目(Ⅱ-2)」「選択科目(Ⅲ)」の4種類の論文答案を作成します。採点は技術士としての資質・倫理・高度な技術知識・論理的な思考力を総合的に評価するもので、単なる知識量より「考え方・応用力・論理構成」が重視されます。合格率は部門によって異なりますが全体で10〜15%程度と難関です。
高得点答案の書き方の基本原則
技術士論文で高得点を取るための基本原則を説明します。①問いに正確に答える:問題文を読んで「何が問われているか」を正確に把握し、余計な情報を書かずに問いの核心に答えます。②技術士としての視点:「技術者倫理」「持続可能な開発」「社会への影響」を意識した答案が高評価につながります。単なる技術的解説にとどまらず、社会的文脈で技術を語れることが重要です。③論理的な構成:現状分析→課題の特定→対策の提案→期待される効果→リスクと対策という流れで答案を組み立てます。④具体性:抽象的な表現より、数値・事例・固有名詞を使った具体的な記述が説得力を高めます。
選択科目Ⅱ-2とⅢの対策
最も配点が高く対策が重要なⅡ-2(600字×3枚)とⅢ(600字×3枚)の対策を詳しく説明します。Ⅱ-2は「具体的な業務経験をもとに技術的問題を特定し、解決策を述べる」問題です。自分の業務経験から「複合的な問題を解決した事例」を3〜5件用意し、問題形式に合わせて展開できるよう練習します。Ⅲは「社会的背景から技術的課題を抽出し、解決策と課題を多面的に論じる」問題です。技術動向・法規制・環境問題・倫理的課題を幅広く学び、「技術者として社会課題に応える」観点で書く練習が必要です。
効果的な試験対策スケジュール
技術士二次試験の筆記試験対策の効果的なスケジュールを紹介します。①受験申込〜3ヶ月前:専門知識の体系的な整理。教科書・技術雑誌・学会論文を読んで知識を更新します。②3〜1ヶ月前:週1〜2本の論文練習。過去問を題材に実際に600字詰め原稿用紙に書く練習が不可欠です。③1ヶ月前〜本番:模範解答の作成と暗記。答案構成の速度アップ練習。技術士の会や資格スクールでの模擬試験受験も有効です。論文は「書いた量だけ上達する」ため、とにかく書く練習の積み重ねが合格への最短ルートです。





