課題から入る

儲かるアイデア、ニッチなアイデア、最先端技術を使ったアイデア、社会貢献につながるアイデアなど、一言でビジネスアイデアといっても切り口次第でいろいろなタイプが存在します。
中でもスタートアップや新規事業立ち上げにおいて絶対に忘れてはいけないことは、課題の質にフォーカスしたアイデアかどうかです。

「儲かるかどうか」「自分たちの技術が活用できるか」といった話はいったん置いておいて、「世の中のどんな課題を解決するのか」。そこから議論をスタートしましょう。
課題の質とは「顧客の痛みの度合い」と言い換えてもいいでしょう。

顧客の痛みが大きいものを解決できる製品・サービスほど市場で支持され、事業成功が飛躍的に上がります。
当たり前の話に聞こえるかもしれませんが、これが意外と盲点なのです。

ビジネスアイデアが「課題ありき」ではなく、「解決策ありき」「技術ありき」になっているケースが本当に多い。
それはすなわち、顧客目線になっていないということです。

私がアドバイスをしている企業でも「この技術があれば一般家庭の市場も取れるんじゃないか」といった会話が飛び交います。
これは典型的な「解決策ありき」の発想です。

こうなると課題が「後付け」の扱いになります。
その結果、課題の磨き込みがどうしても浅くなってしまいます。

「良い解決策」イコール「良いアイデア」ではありません。

ヤフーの安宅和人氏は、その著書「イシューからはじめよ」の中で「バリューのある仕事をしようと思えば、取り組むテーマは『イシュー度』と『解の質』が両方高くなければならない」と述べています。
イシュー度とはまさに課題の質のことです。

課題の質と解決策の質がいずれも高いアイデアこそ市場で輝きを放つということで、これはスタートアップのアイデアにもそのまま当てはまります。
「それだったら解決策ありきで入って、そのあとで課題の質を高めればいいやないか」という意見もあるかもしれません。

 

しかし、優れたビジネスアイデアを見つける道筋は「課題の質を上げてから、解決の質を上げる」という筋道しかありません。
解決策が先行して成功したスタートアップはほぼ皆無です。

 

グーグルグラスや初期のアップルウォッチも解決策が先行していたと考えられます。
潤沢な技術力と資金力、ブランド力を駆使してウェアラブル市場を力ずくで作り出そうとしたのでしょう。
しかし、グーグルグラスは本格展開に至らず、アップルウォッチも第一世代は苦戦を強いられました。

世界的企業ですら解決策ありきで市場を作るのは難しいのです。

 

 

最初の課題設定の磨き込みが甘い製品ほど、後になって「なぜか思っていたほど売れない」という結果につながりやすいのです。

課題の質を決める3つの要素

課題の質は創業者の持つ次の3つの要素に比例して高まっていきます。

●高い専門性
●業界(現場)の知識
●市場環境の変化に対する理解度

やはり業界のエキスパートになることが重要で、特に創業者自らがこうした知識、経験、視点を備えていることが重要です。

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