管理人が厳選した忘れやすい・間違えやすい問題(〇×クイズ)

次の文章があっているものには〇、間違っているものには×で答えてください。

・強化液消化剤は水にアルカリ金属塩(炭酸カリウム)を加えた濃厚な水溶液で、-20℃でも凍結しない。
・粉末消化剤のリン酸塩類はABC火災すべてに対応できる、炭酸水素塩類は普通火災(A火災)には不適応。
・複数性状物品の属する品名:1類及び2類:2類、1類及び5類:5類、2類及び3類:3類、3類及び4類:3類、4類及び5類:5類
・硫黄の燃焼形態は加熱によって蒸発した蒸気が燃焼するため蒸発燃焼に分類される。
・木材、石炭、紙、可燃性の高分子固体の燃焼形態は加熱によって可燃性ガスを発生させてそれが燃焼する分解燃焼である。
・第1類の危険物のアルカリ金属の過酸化物を貯蔵する屋内貯蔵所には、青地に白文字で「禁水」と記した掲示板を設置する。
・第4類の危険物のの消化の際には霧状・棒状などの放射状態にかかわらず水を使用しないこと
・水溶性の主な危険物・・・<特殊>:アセトアルデヒド・酸化プロピレン、<第1石>:アセトン、<アルコール>:すべて、<第2石>:酢酸、アクリル酸、プロピオン酸、<第3石>エチレングリコール
・熱の発生機構<酸化による発熱>:乾性油(アマニ油、キリ油等)、原綿、石炭、ゴム粉、鉄粉、<分解による発熱>:セルロイド、ニトロセルロース<吸着による発熱>:活性炭、<その他の発熱>:エチレンがポリエチレンに重合する際の重合反応
・アルコール類はヒドロキシ基の個数が「価数」で、級数はヒドロキシ基が結合している炭素原子に結合している炭化水素基の数できまる。
・ヒドロキシ基を酸化すると第一級アルコールはアルデヒドとなり、第二級アルコールはケトンとなる。第三級アルコールは酸化されにくい。
・〇「メタノール」酸化「ホルムアルデヒド」酸化「ギ酸」〇「エタノール」酸化「アセトアルデヒド」酸化「酢酸」〇「2-プロパノール」酸化「アセトン」
・工業用のエタノールには、飲料用に転用するのを防ぐために、毒性の強いメタノールが混入されているものがある。
・4類危険物の分類(1気圧の状態)<特殊>発火点が100℃以下、または引火点が-20℃以下で沸点が40℃以下。<第1石>引火点が21℃未満<アルコール>炭素原子の数が1~3個までの飽和1価アルコール。1価アルコールの含有量が60%未満の水溶液は除く<第2石>引火点が21℃以上70℃未満<第3石>引火点が70℃以上200℃未満<第4石>潤滑油等で引火点が200℃以上250℃未満<動植物油>動植物油で引火点が250℃未満
・危険物を取り扱う製造所は壁、柱、床、はり及び階段を不燃材料で造る
・指定数量の10以上の場合に避雷設備を設ける必要があるのは、製造所、屋内貯蔵所、屋外タンク貯蔵所、一般取扱所の4施設。
・市町村長等が行う保安検査を容量10000klを超える特定屋外タンク貯蔵所は8年に1回、移送取扱所は1年に1回受ける必要がある。
・製造所は指定数量の10倍以下の危険物を貯蔵または取り扱う場合は3m以上の、10を超える場合は5m以上の保有空地が必要である。
・危険物保安統括管理者の選任が必要なのは、指定数量3000倍以上の第四類危険物を取り扱う製造所、一般取扱所、指定数量以上を扱う移送取扱所である。
・屋内タンク貯蔵所の圧力タンクの容量は原則として指定数量の40倍以下である必要がある。ただし、第4類危険物にあっては、20000L以下であること。※地下貯蔵タンクと屋内貯蔵タンクには容量制限はない。
・屋内タンク専用室の出入口のしきいの高さは、床面から0.2m以上とすること。
・定期点検の記録は3年間保存しなければならない
・必要な保有空地は指定数量の倍数10以下のとき幅は3m以上、指定数量の倍数10を超えるのとき幅は5m以上

 

 

一般取扱所では取扱う1〜6類の危険物の量が指定数量の100倍以上であれば保安員の選任が必要である。

液体の危険物の屋外貯蔵タンクの周囲には防油堤を設ける必要があり、防油堤容量はタンク容量の110%以上とし、2以上のタンクがある場合は、最大であるタンク容量の110%以上とすること。

危険物取扱者は、危険物の取扱作業に従事するときは、法令で定める貯蔵または取扱いの技術上の基準を遵守するとともに、当該危険物の保安の確保について細心の注意を払わなければならない。

 

正解は全部〇です。

 

危険物保安統括管理者の選任を必要とする製造所等

危険物保安統括管理者を定めなければならない製造所等

対象となる製造所等 貯蔵し、または取り扱う第4類危険物の数量
製造所 指定数量の倍数が3,000以上
一般取扱所
移送取扱所 指定数量以上
危険物施設保安員の選任を必要とする製造所等

危険物施設保安員をさだめなければならない製造所等

対象となる製造所等 貯蔵し、または取り扱う危険物の数量
製造所 指定数量の倍数が100以上
一般取扱所
移送取扱所 指定数量に関係なく、すべてにおいて定める
予防規定を定めなけらばならない製造所等
対象となる製造所等 貯蔵し、または取り扱う危険物の数量
製造所 指定数量の倍数が10以上
屋内貯蔵所 指定数量の倍数が150以上
屋外タンク貯蔵所 指定数量の倍数が200以上
屋外貯蔵所 指定数量の倍数が100以上
給油取扱所 すべて
移送取扱所 すべて
一般取扱所 指定数量の倍数が10以上
定期点検の対象施設

定期点検をしなければならない製造所等

対象となる製造所等 貯蔵し、または取り扱う危険物の数量
製造所 指定数量の倍数が10以上、または地下タンクを有するもの
屋内貯蔵所 指定数量の倍数が150以上
屋外タンク貯蔵所 指定数量の倍数が200以上
屋外貯蔵所 指定数量の倍数が100以上
地下タンク貯蔵所 すべて
移動タンク貯蔵所 すべて
給油取扱所 地下タンクを有するもの
移送取扱所 すべて
一般取扱所 指定数量の倍数が10以上、または地下タンクを有するもの
保安距離

〇建造物等からの保安距離

建築物等 保安距離
特別高圧架空電線(7,000V超~35,000V以下) 3m以上(水平距離)
特別高圧架空電線(35,000Vを超えるもの) 5m以上(水平距離)
製造所等の敷地内にある住居 10m以上
高圧ガス・液化石油ガスの施設 20m以上
学校・病院・劇場等、多人数を収容する施設 30m以上
重要文化財・重要有形民俗文化財等の建造物 50m以上

〇保安距離が必要な製造所等
①製造所、②屋内貯蔵所、③屋外貯蔵所、④屋外タンク貯蔵所、⑤一般取扱所

保有空地
製造所/一般取扱所 指定数量の倍数10以下・・・保有空地の幅3m以上
指定数量の倍数10を超える・・・保有空地の幅5m以上
屋内貯蔵所 指定数量の倍数、建築構造で保有空地の幅は異なる
屋外タンク貯蔵所 指定数量の倍数 4,000L以下・・・指定数量の倍数で保有空地の幅は異なる
指定数量の倍数 4,000L超・・・タンクの最大直径またはタンク高さのうち大きい方に等しい距離を保有空地とする。ただし15m以上であること
屋外貯蔵所 柵の周囲に指定数量の倍数に応じた幅の空地
10以下・・・柵等の周囲に3m以上
屋外に設ける簡易タンク貯蔵所 指定数量の倍数に関係なく、タンク周囲に1m以上
標識・掲示板
第1類 アルカリ金属の化合物 禁水
第3類 禁水性物質
カリウム・ナトリウム
禁水
第2類 引火性固体を除くすべて 火気注意
第2類 引火性固体 火気厳禁
第3類 自然発火性物質
黄りん
火気厳禁
第4類 すべて 火気厳禁
第5類 すべて 火気厳禁

 

種類 対象の危険物

第1類危険物 アルカリ金属の過酸化物
第3類危険物 禁水性物品



第2類危険物 引火性固体以外



第2類危険物 引火性固体
第3類危険物 自己発火性物品
第4類危険物 すべて
第5類危険物 すべて
消火設備

消火設備の種類

区分 種類
第1種 屋内消火栓設備、屋外消火栓設備
第2種 スプリンクラー
第3種 水蒸気消火設備、水噴霧消火設備、泡消火設備、ハロゲン化物消化設備
第4種 大型消火器
第5種 小型消火器、乾燥砂、膨張ひる石

 

その他危険物情報
危険物乙4類 法令 物理化学 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 まとめ

 

管理人は危険物乙種4類の試験実施までに、下リンクの本と問題アプリを一通りやりました。
参考書の問題と似た問題がでまくりでした。
(進研ゼミ状態でした)

問題アプリ「危険物乙4」もかなりおすすめです。

もっと知るには・・・