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会社を買うときに発生するリスクは何でしょうか。
株式会社の有限責任を理解していると冷静に判断できると思いますが、有限責任上、株主が背負わなければいけない責任は、会社に資本金として投じた金額のみです。

会社を買った場合は、買った株式の金額のみです。
300万円で勝ったのであれば、それ以上は、どんな簿外債務が出てこようと、天変地異レベルの損害が発生しようと、会社を買った時に支払った300万円以外に金銭的に損をすることはありません。

出資金以外に金銭的なリスクはないと言っても、保守的な人は会社を潰したら人にどうみられるかわからないとか、銀行に出入りできなくなるとか、いろいろネガティブなことを考えると思います。
しかし私の周りでは、会社を潰しながら、何度も再起を図って成功していく人がたくさんいます。

企業経営というのは、自分の能力以外の要因で失敗することもたくさんありますし、むしろ起業して1回目から成功している人の方が少ないものです。
それは、企業の廃業率を見ればわかると思います。

会社を経営している人は、「そういう事態は自分にも起こり得る」と考えているので、失敗した経営者にも優しく接することができます。
周りにサラリーマンしかいない人は、そうした経営者のリスク感覚を得ることができないものです。

友人から経営者を探し出し、経営者を紹介してもらうなど、いろいろな経営者と飲んで遊んで親交を深めてみてください。
これまで自分がリスクだと思っていたことが、実はリスクではないというこに気づくと思います。

また銀行も、事業として多くの貸出先を持っていますから、会社を閉じることになるリスクも理解していますし、
それゆえ貸し付けるお金に対し、あらかじめ「利息」というリターンを請求しているわけです。

会社がつぶれて返済できなくなるリスクは、それを見極めることができなかった銀行が負っているのであって、経営者が後ろ指を指される必要はありません。

 

もし仮に、会社を買う時の借入金や、引き継ぐ会社の既存借入金の個人保証を求められたらどうすればいいでしょうか。
その時は、その会社を買うのをやめましょう。
国は事業承継の借入金に個人保証を求めないようにしているわけです。

もちろん銀行もそれをしっています。
にもかかわらず、わざわざ個人保証を求められる会社を買わなければならない理由はどこにもありません。

次の会社を探せばいいだけです。

 

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