設備の信頼性工学|MTBF・MTTR・可用性の計算と改善
製造設備・ITシステムの信頼性を定量的に管理するためのMTBF・MTTR・可用性(Availability)の概念と、改善策の立て方を解説します。
MTBF(Mean Time Between Failures)
平均故障間隔。故障と故障の間の平均稼働時間。MTBF=総稼働時間÷故障回数。MTBFが長いほど設備の信頼性が高い。改善策:部品の高信頼化・定期交換・予防保全の強化。
MTTR(Mean Time To Repair)
平均修復時間。故障発生から復旧までの平均時間。MTTR=総修復時間÷故障回数。MTTRが短いほど保全性が高い。改善策:スペア部品の迅速調達・手順書整備・技術者のスキルアップ・リモート診断の活用。
可用性(Availability)
可用性=MTBF÷(MTBF+MTTR)×100(%)
MTBF100時間・MTTR10時間の場合:可用性=100÷110=90.9%。「5ナイン(99.999%)」と言われる高可用性システムは年間停止時間5.26分以内を意味します。
改善の優先付け
可用性への影響が大きい(MTBFが短い or MTTRが長い)設備・システムから改善するFMEA(故障モードと影響分析)が体系的な改善ツールです。
まとめ
信頼性工学の数値(MTBF・MTTR・可用性)は「設備保全の成果を見える化する」ための共通言語です。まず重要設備の故障記録を集めてMTBF・MTTRを計算することが、信頼性改善の最初のステップです。
エンジニア・技術者におすすめの書籍
技術力を上げたいエンジニアに、実践的な名著を厳選して紹介します。





