三次元測定(CMM)とは
CMM(Coordinate Measuring Machine:三次元測定機)は、プローブを使って物体の3D座標を高精度に測定し、設計図(CAD)との比較・寸法検査を行う測定機です。製造業の品質保証に不可欠な計測装置です。
三次元測定の方式比較
| 方式 | 精度 | 速度 | 適用物 |
|---|---|---|---|
| 接触式CMM(タッチプローブ) | ±1μm以下 | 遅い | 精密部品・金型 |
| 光学式(レーザー/白色光) | ±10μm程度 | 速い | 大型部品・複雑形状 |
| CT(コンピュータ断層撮影) | ±50μm程度 | 遅い | 内部形状の測定 |
CMMの基本構成
花崗岩定盤(安定・熱に強い)の上に3軸(X・Y・Z)の精密ガイドとプローブを備えます。エアベアリングで摩擦をゼロに近くし、温度管理された環境(通常20℃±0.5℃)での使用が精度の鍵です。
レーザースキャナーの活用
ハンドヘルド型3Dスキャナー(Artec・Creaform等)は、対象物を3Dスキャンして点群データを取得します。リバースエンジニアリング・既存部品の3Dモデル化・大型構造物の出来形確認に使われます。
GD&T(幾何公差)と測定
近年は幾何公差(形状・姿勢・位置・振れ公差)の測定が重要で、CMMソフトウェアでGD&T評価を自動化することが製品品質管理の標準になっています。




