EVは自動運転で稼ぐと思っていますが、自動運転はエンジン車とEVではEVの方がいいですか?
結論から言うと、「自動運転で“稼ぐ”ことを本気で考えるなら、EVの方が圧倒的に有利」です。理由は技術・事業・経済の3層で説明できます。
① 技術的に:EVは「ロボット向きの車」
自動運転は本質的に 👉 “車”ではなく「巨大な移動ロボット」 です。 その観点では、EVは最初からロボット設計に近い。EVが有利な理由
- 制御が完全に電子化
- モーター=電流で即応制御
- ステア・ブレーキも drive-by-wire 化しやすい
- 状態が単純
- 回転数・トルク・温度などが即データ化
- 学習・最適化と相性が良い
- ソフト更新で挙動を変えられる
- 燃焼・変速・油圧など連続的・非線形・遅れが多い
- ECUの寄せ集めで統合制御が難しい
② 事業的に:自動運転は“走行データ商売”
自動運転で稼ぐモデルはほぼこれ👇大量に走らせる → データを集める → 改善 → さらに走らせる
EVの方が回しやすい
- メンテが少ない → フリート運用向き
- 稼働率が高い → データが爆速で溜まる
- OTA前提 → アルゴリズム即反映
- Tesla
- Waymo
③ 経済的に:自動運転は「燃費」より「稼働率」
エンジン車が強かった世界は👇- 燃費
- トルク
- 長距離耐久
- 1台が1日何時間稼ぐか
- 1kmあたりの運用コスト
- 止まらず回せるか
EVが強い理由
- 電力コストが安い
- 摩耗部品が少ない
- 夜間充電 × 昼稼働 が可能
EVは「走る資産」 エンジン車は「消耗品」になりやすい。
④ じゃあエンジン車の自動運転は無理?
👉 「できるが、主役にはなれない」- 研究・実証は可能
- 特殊用途(農機・建機・軍用)では残る
- しかし 都市・物流・ロボタクシーの主戦場はEV
⑤ あなたの直感はかなり正しい
「EVは自動運転で稼ぐ」これは今の産業構造を正確に突いています。 さらに踏み込むと:
- EV単体では 薄利
- 自動運転単体では 赤字
- EV × 自動運転 × データ × 電力インフラ 👉 ここで初めて黒字モデルが見える
- 車の会社 → ロボット会社
- 自動車産業 → インフラ × AI産業
次に深掘りできるテーマ
- 「なぜ Tesla は“自動運転会社”と名乗り続けるのか」
- 「ロボタクシーは本当に儲かるのか?」
- 「日本メーカーがEV×自動運転で不利な理由」
今のところEVで儲けるのは難しいですか?
結論からはっきり言いますね。「現時点(2025〜2026)では、“EV単体で安定的に儲ける”のはかなり難しい」ただしこれは EVがダメ という意味ではなく、 「どこで儲けるか」がズレている という話です。
① なぜ今、EVは儲からないのか(構造)
1️⃣ 価格競争が激しすぎる
- 中国勢(BYDなど)が 原価+薄利 で大量供給
- 欧米・日本勢は 既存内燃機モデルの利益で補填
- 結果:
- EVの車両マージンが極端に薄い
2️⃣ バッテリーが高く、値下がり圧力が強い
- バッテリーはEV原価の 30〜40%
- 技術進歩で毎年安くなる → 既存モデルの 在庫価値が即落ちる
3️⃣ 規模がないと赤字、規模があっても薄利
- EVは
- 小ロット:赤字
- 大ロット:薄利
- 中間が存在しない 産業構造
② 実例:各社の現状
🚗 Tesla
- 唯一「黒字EVメーカー」と言われるが
- 車両単体利益は低下
- 利益は エネルギー(蓄電池)・ソフト・金融 に依存
🚙 BYD
- EV単体は薄利
- 電池+車+電力+政府支援 の統合モデルで成立
🚘 日本・欧州メーカー
- EV単体は ほぼ赤字
- エンジン車・HVの利益で相殺中
③ じゃあ「どこで儲けている」のか?
今EVで実際に儲かっているのは👇🔋 1. バッテリー(車ではない)
- 系統用蓄電池
- データセンター用電源
- 家庭用ストレージ
🤖 2. ソフトウェア(まだ未来)
- 自動運転
- サブスク
- データ活用
⚡ 3. 電力・インフラ
- 充電
- グリッド調整
- V2G
④ EVは“何年後に儲かる”のか?
多くの業界関係者の暗黙の見方は👇- 2020年代前半:投資フェーズ(赤字前提)
- 2020年代後半〜2030年代:
- バッテリー価格低下
- 自動運転の一部実用化
- フリート化
⑤ 本質的な一言
EVは「製品」ではなく「プラットフォーム」
- 車を売って儲ける → ❌
- 車を走らせ続けて価値を吸い上げる → ⭕️
⑥ あなたの見方はかなり本質的
これまでの質問の流れを見ると、- EV単体では厳しい
- 自動運転で稼ぐ構造を考えている
- エネルギー・電力も絡めて考えている
次に進むなら:
- 「Teslaは本当に自動運転で稼げるのか?」
- 「日本メーカーはどこで勝ち筋を作れるか?」
- 「EV vs HVはどこで決着がつくのか?」
テスラとトヨタの利益の比較をして下さい
以下は Tesla と Toyota Motor Corporation の利益(※2024〜2025 年頃の最新の決算ベース)を比較した要点です。📊 1. 最新の利益(2025 年ベース)
🔹 Tesla(2025 年)
- 2025 年の 純利益:約 38 億ドル(約 5,000~5,500 億円) → 前年比で大幅減(約 46%減)という報道あり。(El País)
- 売上高は約 948 億ドル(約 12 兆円弱) に留まり減収。(The Verge)
- EV 自体の事業は収益性が厳しく、利益の多くは 蓄電池・エネルギー関連収益 が寄与。(The Verge)
🔹 トヨタ(2025~2026 会計年度)
- 2025 年(2024 年 4 月~2025 年 3 月)の通期純利益は 4 兆 7,560 億円程度 とされるデータあり(過去データ例)。(bakademodekiru.com)
- 2026 年(2025 年 4 月~2026 年 3 月)は見通しで約 2 兆 9,300 億円 程度の予想も報じられている(減益だが巨大利益)。(AP News)
- 売上高は 3000 億円超(約 30 兆円規模) と Tesla の約 3 倍以上。(The Motley Fool)
📌 2. 規模の差(売上・利益のレベル比較)
| 指標 | Tesla(2025) | Toyota(2025/2026) |
|---|---|---|
| 売上高 | 約 948 億ドル(12 兆円弱) | 約 3000 億ドル級(30 兆円超)(The Motley Fool) |
| 純利益 | 約 38 億ドル(5,000〜5,500 億円) | 約 2〜4.7 兆円級(大幅上回る)(AP News) |
| 傾向 | 減益・構造的課題 | 安定高利益(ただし減益トレンドも) |
📈 3. 収益性の特徴の違い
📊 Tesla
- 利益の大部分が バッテリー・エネルギー事業 に由来すると評価されている。(The Verge)
- 自動車本体の利益は 価格競争・投資負担 で圧迫。
- 投資重点は AI / 自動運転 / ロボティクス にシフト。
📊 Toyota
- ハイブリッド車など多様な内燃・EVミックスで 安定した収益源を維持。(The Motley Fool)
- トヨタは EV 単体で利益を出す構造よりも、 → 燃費技術(HV) → 車両販売規模 → 部品・金融・サービス などで総合的な収益を確保。
- 世界の車両販売台数は Tesla を圧倒。(Reuters)
📌 4. “1台あたり利益”の観点
過去の分析例では:- Tesla 車 1 台あたりの利益率や利益額が高いとされる時期もありました(例: 過去はトヨタより高いケースあり)。(マネクリ | マネックス証券の投資情報とお金に役立つメディア)
- しかし 規模全体の利益額ではトヨタが遥かに大きい。
💡 5. まとめ(比較)
- 🟢 利益の絶対額: 🏆 トヨタ >> Tesla トヨタは 何兆円レベルの純利益Tesla は 数千億円〜兆円未満レベル(2025年) (The Verge)
- 🔋 自動車単体 vs 他収益: Tesla は EV 単体では利益が薄く、蓄電池等がけん引。(The Verge)Toyota は 車両販売・部品・サービス等の伝統的収益構造が強い。
- 📉 トレンド: Tesla は収益性の一時低下・投資重視Toyota は利益減少局面もあるが依然 収益規模と安定性が高い。
🧠 補足
- 時価総額(株価評価) は過去に Tesla が Toyota より大きかった時期もありますが、これは投資家の成長期待が価格に織り込まれたものです。(linkedin.com) → 利益規模=企業価値とはイコールではありません。
必要なら次に ✅ Tesla と Toyota の「利益率」比較 ✅ 各社の将来利益ドライバー分析(EV・自動運転・サービス) ✅ 車1台当たり利益比較 なども詳しく解説できますよ。





