【2011年_岡田拓也】微細ワイヤ放電加工におけるワイヤ挙動の高速観察
高速度カメラ:フォトロン社製の「FASTCAM Super-10K」
Methods:
高速度ビデオカメラを用いて微細ワイヤ放電加工中のワイヤ挙動を観察した。ワイヤは直径50μmのタングステンワイヤを使用し、工作物は厚さ1mmのSKD11を使用した。撮影速度は8000fps、露光時間は1/40000秒である。得られた動画を運動解析ソフトウェアで解析し、ワイヤの振動を評価した。
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【2019年_尾崎信利】エンドミルびびり加工面模様の二次元離散フーリエ変換を用いた画像処理に基づく状態推定方法の検討
デジタルカメラ: オリンパス株式会社製 Tough TG-5
撮影照明: LG-1(オリンパス株式会社製)
デジタルカメラをジグを介して工作機械の主軸側面に縦向きで固定し、1.000 mm間隔でインターバル撮影を行います。
画像の取得:得られた複数の撮影画像を用いて、加工面の広視野画像を合成します。この過程で、撮影画像の輝度値から加工面の起伏を推定します。
この手法により、加工面のびびり模様やその他の表面特性を高精度に解析できる画像を取得しています。
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【2004年_尾嶌裕隆】画像フィードバックを用いたマイクロ加工機械の制御
CCDカメラを用いてマイクロ加工機械の工具と工作物の画像を取得し、その画像を解析してXYステージの位置を高精度に制御します。画像フィードバックを用いた位置制御と、従来のパルス数による位置制御を比較しました。
画像フィードバックによる位置制御は、パルス数による制御と比較して、工具と工作物の相対位置を高精度に制御できることが確認されました。これにより、複雑な形状の切削も可能となります。
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【1990年_山品元】2 台の ITV カメラと画像処理によるドリル損耗の自動測定
本研究では、マシニングセンタにおけるドリルの摩耗と欠損を自動測定するための方法を開発した。2台のITVカメラを使用し、1台目のカメラで広域画像を取得し、ドリルの主要切れ刃を調整した後、2台目のカメラで詳細な画像を取得した。画像処理技術を用いて損耗部分を抽出し、摩耗幅や欠け幅、損耗部分の面積を測定した。実験結果から、散乱反射成分が支配的となる照明条件を決定し、損耗部分が正常部分よりも明るくなるような角度条件を導出した。
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【2001年_守安精】機械工作(切削加工)における被削材温度の可視化
本研究の目的は、安全教育に繋がる知見を得るため、教育現場の工作機械を用いた切削加工実習等の場面において、加工時に被削材に発生する熱による温度変化の可視化を試みることである。FLIR Systems Inc.製のサーモグラフィカメラを用いて実験を行い、汎用旋盤、高速切断機、直立ボール盤、アセチレン-ガス溶接機を使用した。
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【2006年_澤井信重】湿式切削における切り屑の挙動 高速度カメラによるモニタリング
本研究は、高速度カメラを使用して、湿式切削中の工具切れ刃と切り屑の状態を観察するための装置とその結果を報告している。切削液の供給ノズルとファイバーレンズをフレキシブルホースに挿入し、高速度カメラを接続可能とすることで、工具切刃および切り屑の挙動を観察できるようにした。
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