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問題と解答

問題8

「電気設備技術基準の解釈」に基づいて,最大使用電圧が6.9〔kV〕の電路に接続する,導体断面積100[mm2],
長さ800[m]の高圧CVケーブル(単心)の絶縁耐力試験を交流で実施する場合について,以下の問いに答えよ。
ただし,周波数は50[Hz],ケーブルの対地静電容量は1[km]当たり0.45[μF]とする。
(1)ケーブルに試験電圧を印加した場合の充電電流[A]の値を求めよ。
(2)図のような試験回路でケーブルの絶縁耐力試験を行う場合,試験用変圧器の容量を5[kV・A]としたとき,
補償リアクトルの必要最少の設置台数として,正しいのは次のうちどれか。ただし,試験電圧を印加した
とき,1台の補償リアクトルに流すことができる電流(電流容量)は270[mA]とする。

問題9

公称電圧6.6〔kV〕の変電所母線に接続された中性点非接地式架空配電線路があり,そのこう長は,三相3 線 式が100〔km〕,単相2 線式が20〔km〕である。この配電線路に接続される柱上変圧器の低圧側に施設される B 種接地工事の抵抗値は何〔Ω〕以下でなければならないか。ただし,変電所引出口の遮断装置は,高低圧電路 の混触時に1 秒以内に自動的に高圧電路を遮断する装置を有しているものとする。

問題10

変圧器によって高圧電路に結合されている低圧電路に施設された使用電圧 100[V]の金属製外箱を有する空調 機がある。この変圧器のB種接地抵抗値及びその低圧電路に施設された空調機の金属製外箱のD種接地抵抗値 に関して,「電気設備技術基準の解釈」に基づいて,以下の問いに答えよ。ただし,次の条件に従うものとする。 (ア)変圧器の高圧側電路の1線地絡電流は5[A]であり,B種接地抵抗値は「電気設備技術基準の解釈」で許容 されている最高限度の1/3に維持されている。
(イ)変圧器の高圧側の電路と低圧側の電路との混触時に低圧電路の対地電圧が150Vを超えた場合に,0.8秒 で高圧電路を自動遮断する装置が設けられている。
(1)B種接地工事の接地抵抗値[Ω]を求めよ。
(2)空調機に地絡事故が発生した場合,空調機の金属製外箱に触れた人体に流れる電流を10[mA]以下とした い。このための空調機の金属製外箱に施すD種接地工事の接地抵抗値[Ω]の上限値を求めよ。ただし,人 体の電気抵抗値は6[kΩ]とする。

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