スティーブン・ネリス
カリフォルニア州メンロパーク(ロイター) - オラクル社は、人工知能(AI)企業の新潮流をターゲットにしたクラウド・コンピューティング・サービスを拡大するため、エヌビディア社のチップに「数十億ドル」を費やしていると、オラクル創業者で会長のラリー・エリソン氏が水曜日に語った。
オラクルのクラウド部門は、アマゾン・ウェブ・サービスやマイクロソフト社といった大規模なライバルに対抗して地歩を固めようとしている。優位に立つため、オラクルはChatGPTのようなAIシステムを構築するのに必要な膨大なデータをシャッフルできる高速ネットワークの構築に注力している。
オラクルはまた、AI作業のためにデータをクランチするために設計された膨大な数のグラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU)を購入している。
オラクルはまた、Nvidiaのチップにも「数十億ドル」を費やしているが、同社が投資しているチップ新興企業Ampere ComputingとAdvanced Micro Device Inc.の中央演算処理装置(CPU)にはさらに多くの金額を費やしていると、エリソン氏はAmpereのイベントで述べた。
「今年、オラクルは3社からGPUとCPUを購入する予定だ。「GPUはNvidiaから数十億ドル購入する。アンペールとAMDのCPUにはその3倍を費やす。従来のコンピュートにはまだもっとお金をかけています」。
オラクルは先月、元グーグルのエンジニアが設立したAIスタートアップのCohereと契約を結んだと発表した。Cohereは、1台あたり1万6000個ものNvidia製チップを搭載したオラクルのデータセンター内のスーパーコンピュータ上で動作するAIソフトウェアを提供する。
今年初めに新たに2億ドルの資金を調達したCoreWeaveのような他の企業も、Nvidiaのチップに大きく依存するクラウドハードウェアでAI企業をターゲットにしている。
(取材:スティーブン・ネリス(カリフォルニア州メンローパーク) 編集:リチャード・チャン
NvidiaのGPUの売上を年度別に教えてください
NvidiaのGPUの売上を年度別にご紹介します。
NvidiaのGPUの売上は、2016年から2021年の間に約6倍に増加しています。この増加は、データセンターやゲームなどの市場におけるGPUの需要の増加によるものです。
2022年は前年比+6.5%、2023年は前年比+61.8%の成長となりました。データセンターやゲームなどの市場におけるGPUの需要の増加が継続していることが主な要因です。
| 年度 | 売上 (B ドル) |
|---|---|
| 2016 | 4.63 |
| 2017 | 5.94 |
| 2018 | 10.28 |
| 2019 | 11.73 |
| 2020 | 16.67 |
| 2021 | 26.92 |
| 2022 | 28.35 |
| 2023 | 45.39 |





