【機械加工 旋盤】切込み深さを決めよう

3Dプリンタ
著者:副業の宮殿|製造業に携わる現役エンジニア。技術士試験対策書籍をKindleで複数出版。技術ブログ「副業の宮殿」にて製造業DX・AI活用の情報を発信中。

「切込み深さ」は「チップが工作物に食い込む深さ」を示し、単位は「mm」です。
「切込み深さ」は、チップの材質、工作物の材質、バイトの剛性、工作物の保持方法、旋盤本体の剛性、主軸の剛性および旋盤の動力、切削油剤の有無など切削に関わる様々な要因を考慮して設定する必要があり、切削条件のなかでも最も設定が難しい条件です。

「切込み深さ」が大きい場合には、切削抵抗が過大になり、チップが欠けたり、工作物が吹っ飛んだり大変危険な状況になります。
一方、「切込み深さ」が小さい場合には、チップが工作物に食い込まず、工作物の表面を上滑りするためチップの摩耗が著しく進行する不具合が生じます。

 

「切込み深さ」の目安を示すのは難しいが、普通旋盤で工作物がしっかりと保持されている場合には、最大で5ミリ程度の切込み深さであれば概ね安全で良好な加工ができます。
ただし、安全作業を優先する場合には切込み深さを小さくするのが賢明です。

反面、使用するチップのコーナ半径よりも切込み深さが小さいと、チップが工作物に食い込まず、上滑りするので、最小切込み深さは使用するチップのコーナ半径と考えれば良いでしょう。

切込み深さは半径値か直径値で表しているのか注意する必要があります。

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