これからブログで成功したい人に必ず取り組んでほしいのは、過去記事のリライトです。
リライトとは、文章を書き直して修正することです。
リライトしないと、記事を上位表示することは難しいので定期的にリライトを行ってください。
リライトするメリット
検索順位が上がり、ブログのアクセス数が増える
読者さんがブログをもっと熱心に読んでくれるようになる
アフィリエイト商品の成約数が増える
リライトの重要性が、あなたにも伝わったでしょうか?
ブログのリライトとは?
ブログのリライトとは、過去記事の文章を書き直して修正することです。
といっても、ただ漠然となんとなく文章を書き直せばいいわけではありません。
リライトは記事の質を改善するために内容を変更することです。
記事は一度書いたら、そのまま放置していてはダメで定期的にリライトをしましょう。
リライトするタイミング
リライトするタイミングは主に4つあります。
・記事が上位表示しないとき(公開から3か月以上)
・さらに記事の順位を上げたいとき
記事が上位に表示されないのは記事に不十分な点があるので、そういった場合はリライトしましょう。
・記事の順位が下がった時(上げられるかどうかの見極めも大事)
定期的な検索エンジンのアルゴリズムの変更によって記事の順位がさがる可能性もあります。
ライバルの記事の質や下がった原因も見てリライトしましょう。
例えば健康アップデートのように個人が書いた健康記事だと上位表示されないようなアルゴリズムが変更された場合は上位表示するのは無理なのであきらめる必要もあります。
・情報が変わった時
情報は常にアップデートされていきます。
情報が古くなった場合は記事のリライトが必要です。
リライトのやり方
記事のリライトのやり方を、簡単な方法から3つ紹介していきます。
・上位表示している競合との比較(見出しを追加する)
競合が網羅している内容を全部盛り込む
検索上位の記事を調査すると、たいていの場合、自分の記事に足りない要素を発見します。
その足りない要素を、自分の記事に追記しましょう。
特にチェックすべきなのは、検索上位が使っている「記事タイトル」と「見出し」です。
ライバルの記事タイトルや見出しに、あなたが見落としていたキーワードや検索意図がないかをチェックしてください。
見落としていた内容を追記することで、あなたの記事の「網羅性」が高まると同時に、「検索意図との一致率」も高まります。
実際に僕は、ライバルの記事をチェックして、自分の記事に不足していた見出しを追記するというリライトをよく行っています。
1つの見出しにつき、文章を含めると500文字程度の執筆作業です。
・LSIワード
再検索ワードを記事の内部に盛り込む。
例えば、「筋トレ メニュー」で検索したあとに、出てくるLSIワードを盛り込んだりする。
・バーティカル検索
バーティカルの動画や画像のフレーズに注意しながら、順位の高い方の内容に沿って記事を作る。
リライト記事の選び方
リライトする過去記事の選び方は、次の3つを基準にしてください。
リライトする過去記事の選び方
記事を公開してから3ヶ月以上経っている
現在の検索順位が6位〜50位である
表示回数が多い
①:記事を公開してから3ヶ月以上経っている
公開直後の記事は、検索順位が低いままだったり、安定しないことが多いです。
目安としては、記事を公開してから3ヶ月以上経たないと、検索順位が安定せず、今すぐリライトすべきか判断できません。
そのため、公開してから3ヶ月以上経過した記事を選ぶようにしましょう。
②:現在の検索順位が6位〜50位である
記事の現在の検索順位によって、リライトすべきかどうかは変わります。
基本的にリライト対象として選ぶべきなのは、狙っているキーワードで検索順位が6位〜50位の記事です。
以下が、検索順位ごとのリライトの戦略です。
検索順位 リライトの戦略
1位 これより上位にはなりません。記事を定期的にチェックし、古くなった情報を最新にして、記事の鮮度を保ちましょう。
2〜5位 これより上位を目指すためには、記事内容以外の要素(ドメインパワーなど)を改善しないといけない可能性が高いです。そのため、基本的に大きなリライトはしなくて大丈夫です。記事を定期的にチェックし、古くなった情報を最新にして、記事の鮮度を保ちましょう。
6〜50位 リライトして、より上位を目指しましょう。具体的なリライト方法は後述します。なお個人的には、20~30位の記事が一番狙い目だと思っています。
51位以下 記事がGoogleからほとんど評価されていません。51位以下の記事は、リライトしても効果は薄いです。キーワードを選びなおして丸々1記事を書き直すか、完全に新記事を書いてしまった方が近道なケースが多いです。
ちなみに、狙ったキーワードにおける現在の検索順位の調べ方は、次の3つです。
検索順位の調べ方
Google検索にキーワードを手動で入力して調べる
SEOチェキを使う(無料)
GRCやRank Trackerなどの検索順位チェックツールを使う(有料)
③:表示回数が多い
リライトする記事は、検索結果画面での表示回数の多いものから順に選びましょう。
なぜなら、表示回数の多い記事の方が、リライトで大きな効果を期待できるからです。
たとえば、次の2つの過去記事があった場合、選ぶべきなのはどちらでしょうか?
キーワードAで20位、過去3ヵ月間の表示回数は300回の記事
キーワードBで20位、過去3ヵ月間の表示回数は1000回の記事
正解は、表示回数の多いキーワードBの記事です。
なお、狙ったキーワードにおける表示回数は、Googleサーチコンソールで調べられます。
過去記事の検索順位を上げるリライト時の意識するポイント
●検索意図と記事内容を一致させる
なぜあなたの記事が上位表示できていないかというと、ユーザーの「検索意図」と記事内容の一致率が、ライバルの記事にくらべて低いからです。
検索意図とは、ユーザーがあるキーワードで検索した理由のこと。
Googleはユーザーの利便性を高めるために、検索意図と一致率の高い記事を上位表示します。
では、どういう記事が「検索意図と一致率の高い記事」なのでしょうか?
その答えは、検索上位の記事にすべて書いてあります!
検索1位~5位くらいまでの記事を読めば、Googleの考えている「ユーザーの検索意図」をだいたい予測できますよ。
そのため、まずは検索上位の記事をリサーチしてください。
次に、あなたが検索意図とずれた内容を書いていた場合は、その部分を書き直して、検索意図と記事内容の一致率を高めましょう。
●Googleアナリティクスの数値を改善してSEO評価を高める
Googleは、よりよいユーザー体験(UX=User Experience)を与えてくれるサイトを、検索上位表示します。
UXの指標となるのは、ページ滞在時間や直帰率です。
そのため、Googleアナリティクスでページ滞在時間や直帰率を測定し、数値が悪ければ改善することで、SEO評価が高まり検索上位表示を狙えます。
以下が、ページ滞在時間と直帰率のおおまかな目安と改善方法です。
<ページ滞在時間の目安と改善方法>
・2分未満:検索意図と記事内容の根本的見直し、リード文の改善、内部リンクの改善
・2分〜4分:リード文の改善、内部リンクの改善
・4分以上:そのままでもよい
<直帰率の目安と改善方法>
・90%以上:検索意図と記事内容の根本的見直し、リード文の改善、内部リンクの改善
・80〜90%:リード文の改善、内部リンクの改善
・80%未満:そのままでもよい
過去記事をリライトしたら、効果を検証しよう!
以上の方法で過去記事をリライトしたら、必ず効果を検証しましょう。
ただし、リライトしてから検索順位に反映されるまでに、1ヶ月から3ヶ月くらいかかります。
リライトしてから3ヶ月を目安に、効果を検証するようにしてください。
また、リライトの効果を検証するために、事前に以下のデータを記録しておくと便利です。
・リライトした日付
・リライト前の検索順位
・リライト前の記事タイトルと見出し
・リライト前のページ滞在時間と直帰率
基本的には、狙ったキーワードで検索順位が上がるまで何回も繰り返しリライトします。
過去記事のリライトは、1回だけで効果が出るケースよりも、3回から4回以上大幅にリライトして効果が出るケースの方が多いというのが、僕の個人的な実感です。
どうやらGoogleはHTMLの変化量を見ているようで、何度も大幅なリライトを繰り返す記事は、高評価につながりやすいようなのです。
そのため、1回目で効果が出なくても、あきらめずに何度もリライトするようにしてください。