ご存じないかもしれませんが、ごく身近なところにも水力発電はあります。
手を差し出すと、赤外センサーが感知して水が流れる水栓があります。

公共施設や商業施設の手洗い所ではこれが主流となり、手動でハンドルを回すタイプのほうが、もはや少数派でしょう。

この赤外線センサーや電磁弁を駆動する電力を賄うのに、洗面台の水道管に取り付けた小型水車で発電し、蓄電池に溜めて使うタイプが増えいています。
洗面台を取り付ける際に電気工事が不要になりますし、乾電池式だと定期的に交換する必要があるので、自家発電が便利、ということになったのだと思います。

電気工事や電池交換の人件費を考えれば、工事で小型発電機を組み込む方が経済的に有利になるのは不思議ではありません。

普段は地球温暖化だとか、エネルギーセキュリティといった、大上段に振りかぶった話をしていることが多いので、
たまには、こういうちょっとした工夫に目を向けるのも楽しいものです。

 

もっと知るには・・・

水力発電に関して詳しく知るには:全国小水力利用推進協議会