今回紹介したいのは、「人を動かす」で紹介されていた、
人に好かれる6原則のひとつの重要性についてです。
この記事を読むことで、あなたは人にお願いごとをした時に、喜んで引き受けてもらえるようになるのは勿論のこと、
そればかりではなく、自分が助けを本当に必要としている時に周りの人に助けられたりするようになります。
そして、人との関係がより豊かになり、人生がより楽しくなるでしょう。
もし、もっと幸福な人生を望んでいるのであるなら、この記事はその手助けになることでしょう。
笑顔の効果は強力である。
元手がいらない。しかも、利益は莫大。
与えても減らず、与えられた人は豊かになる。
一瞬の間、見せれば、その記憶は永久に続く。
どんな金持ちもこれなしでは暮らせない。どんな貧乏人もこれによって豊かになる。
家庭に幸福を、商売に善意をもたらす。友情の合言葉。
疲れた人にとっては休養、失意の人にとっては光明、悲しむ人にとっては太陽、悩める人にとっては自然の解毒剤となる。
買うことも、強要することも、借りることも、盗むこともできない。無償で与えてはじめて値打ちが出る。
たとえその笑顔が目に見えなくても、効果にかわりがない。
アメリカ中の電話会社が実施しているひとつの企画がある。
”電話パワー”と名づけられたこの企画は、サービスや商品を売るのに電話を使うセールスマンたちを対象にするので、
「電話でセールスをするときは、笑顔を忘れるな」というのがモットーなのである。
”笑顔”は声にのって相手に伝わるというのだ。
「人を動かす」は人が生きていくうえで身に着けるべき「人間関係の原則」を具体的に明示した不朽の名著です。
その内容は1937年の発刊以来、色あせることなく時代を超えて読み継がれ、邦訳だけでも500万部を突破する歴史的ベストセラーとなっています。
もっと知るには・・・
笑顔について他の実験でもこんなものがあります。
コミュ上手になりたきゃスマイル・ノッド・カップリングだ!
これは香港で行われた調査で、259人の男女を対象にしたもの。研究を行うにあたりチームは本職の俳優を雇い、1週間かけていろんな表情のトレーニングをしております。たとえば、
- デュシェンヌ・スマイルで笑う
- 口まわりだけ微笑む偽の笑い(いわゆる「目が笑ってない」ってやつね)
- 笑うと同時に、いろんなペースと方向で顔を動かす(顔を小刻みに揺らしたり、逆にゆっくりうなずいたりとか)
みたいな感じですね。デュシェンヌ・スマイルってのは「本物の笑顔」のことで、口角が上がって歯が見えるだけでなく、
ほほを持ち上げるための筋肉を使うせいで目の周りに「笑いじわ」ができるような笑顔を意味してます。
で、実験では俳優たちに顧客サービスの従業員の役割をあてがって、参加者の男女に対していろんな表情で接するように指示。
その様子はすべて動画で撮影されて、「どの表情とボディランゲージを使うと一番現場の雰囲気が良くなるのか?」ってとこを後から分析したんだそうな。
その結果、何がわかったのかと言いますと、
- こちらが笑顔だと相手もポジティブになる(そりゃ当たり前ですな)
- ニセの笑顔は相手にすぐに見抜かれてしまい、ポジティブな感情を引き起こさない
- デュシェンヌ・スマイル+うなずきの組み合わせは、最高にポジティブな感情を引き起こす
だったそうです。笑顔で接客されれば誰でも気分が良くなるもんですけど、ここに「うなずき」を加えることで効果がめちゃくちゃブーストするんだ、と。
研究チームいわく、
「デュシェンヌ・スマイルとうなずきの相互作用は驚くべきことではないだろう。西洋における研究でも、笑顔とうなずきは他人指向の表れとしてとらえ得る複合的な要素だと考えられてきた。他人志向とは、コミュニケーションののなかで相手への関心や興味、および注意を示す能力を意味している。
とのこと。笑顔だけでも悪くないものの、「うなずき」ってのは「あなたに関心がありますよー」って態度を示す最良の方法なんだってこと
引用:https://yuchrszk.blogspot.com/2020/02/blog-post_11.html