2019年9月、爆弾を運ぶドローン18機と巡航ミサイル7機がサウジアラビアの高度な防空システムを突破し、
アブカイクとクライスにある油田と石油精製プラントに突っ込んだ。

イエメンの反政府武装組織フーシ派が犯行声明をだした、この驚くほど緻密な襲撃は、サウジアラビアの原油と天然ガスの生産量を半減させ
全世界の石油価格の上昇を招いた。

だが、この襲撃で使われたドローンは完全な自立型ではなかった。

互いに通信しあって特定の貯蔵タンクや石油設備などの標的を自立的に選んだのではない。

各ドローンは事前に特定の地点に向かうようにプログラムされていて、
衛星測位システムによって何百kmも離れた地点へと導かれただけだ。

だが、あなたがこの記事を読んでいるこの瞬間にも、完全自立型兵器システム(AWS)は戦争の表舞台に既に投入されているかもしれない。
トルコはシリア軍に対抗すべく「カルグ」という自立型クワッドコプターの編隊を2020年の早い時期に配備すると発表しており、ロシアも同じ地域での利用を想定した空中戦隊を開発している。

一度飛び立つと完全自立型兵器は人間の関与なしに攻撃を追跡し、選び出し、攻撃する。

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