与えられた式 M=EIκ M = EI\kappa を使用して、垂直応力 σx(z) \sigma_x(z) および垂直ひずみ εx(z) \varepsilon_x(z) の式を導出することができます。まず、曲率 κ \kappa の定義を利用します。曲率は、曲げによる変形の程度を表すもので、曲率半径 R R の逆数として定義されます。すなわち、$ \kappa = \dfrac{1}{R} $
  1. 垂直応力 σx(z) \sigma_x(z) の導出: 曲げの基本方程式は、垂直応力 σx(z) \sigma_x(z) が曲げモーメント M M と断面二次モーメント I I に依存することを示しています。この方程式は、$\sigma_x(z) = \dfrac{M}{I} z $ これは、垂直応力が曲げモーメント、断面二次モーメント、および断面の中立軸からの距離 z z に比例することを示しています。
  2. 垂直ひずみ εx(z) \varepsilon_x(z) の導出: 曲げによるひずみは、応力とヤング率 E E の関係を利用して表現されます。垂直ひずみ εx(z) \varepsilon_x(z) は、$ \varepsilon_x(z) = \dfrac{\sigma_x(z)}{E} $ この式を利用して、垂直ひずみの式を得ることができます。垂直応力の式 σx(z)=MIz \sigma_x(z) = \dfrac{M}{I} z を代入すると、$ \varepsilon_x(z) = \dfrac{M}{EI} z $
これらの式は、曲げによる材料の応力とひずみの関係を示しており、構造解析や材料の性能評価において重要な役割を果たします。