今回は科学的根拠に基づいた方法で効率よく第二言語を習得する方法についてまとめます。  
第二言語習得論とは
母国語に近い95%程度を喋れる人たちは科学的にどのように勉強しているんだろうか、大人になった僕達がどういう勉強の仕方をすれば、ネイティブ並みに効率よく近づけられるのか、という研究をしている人たちがいて、その研究や研究内容を第二言語習得論と言います。
第二言語に関わる能力は基本的に2つ
  1. レセプティブスキル <受け取る能力>
  2. プロダクティブスキル <生み出す能力>
この2つに分けて学んでいくのが良いと言われています。 一番最初にやらないといけないのは、レセプティブスキル、その後にプロダクティブスキルです。   「聞く」と「読む」、「話す」と「書く」のセットで学ぶ 最も効率が良いのは、レセプティブスキルとして、聞く と 読む をセットで勉強します。 次に、プロダクティブスキルとして、話す と 書く を一緒に勉強します。 なぜなら、第二言語習得の場合は、この2つは脳の同じ場所を使って処理しているからです。 この順序が、習得に対しては最も近道です。 <文法は理解しているけど話せない>というのは、この事が関係しています。
読む・聞く = レセティブスキルを鍛える
  1. <読む>サイトトランズゼーション ・フレーズ単位で訳して読む ・ブロック単位で訳して読む ・3つ、4つに分けて読む 見たことのある表現、区切りの場所を理解する → 早く読めるようになる
  2. <聞く>シャドウイング ・ブレスする場所を認識する ・イントネーションを覚える ・聞いた音を真似て喋ってみる 見ないでやること
 
おすすめの学習ツール
英語を効率良く学ぶには、まずは「ディクテーション」。 英語の音声を聞き取って、すべての単語を紙などに書き取るトレーニング方法であります。 英語のリスニング能力を上げるために、私もこれまで様々なツールを試してきてましたが、 いかんせん文章が単純すぎて興味が持てない。「地下室にカビが生えて困る」とか「娘は早起きが苦手」みたいな話を聞かされても、まったくやる気がわきません。   そこでおすすめなのが「TEDICT」。 TEDのおもしろプレゼン動画を見つつ、ディクテーションができるiPhoneアプリであります。   TEDICTは文章が完成したら次に進みます。1回のセンテンスは長くても30語ぐらいなんで、割とサクサクこなせるのがうれしいところ。 いやー、これはまさに私が求めていたディクテーションアプリ。TED動画なら面白さは保証されていますし、アプリ自体もシンプルで使いやすくて素晴らしいです。