企業価値評価(DCF法)の基本|割引現在価値で適正株価を計算する

DCF法(Discounted Cash Flow)は、将来のキャッシュフローを現在価値に割り引いて企業の理論価値を計算する手法です。バフェット的な投資分析の基礎になります。

DCF法の基本的な考え方

「今の100万円」と「10年後の100万円」は価値が異なります。将来のお金は「金利・リスク・インフレ」を考慮して今の価値に換算する必要があります。これが割引現在価値(Present Value)の考え方です。

DCFの計算式

企業価値=Σ(各年のフリーCF÷(1+割引率)^年数)

割引率(WACC):企業のリスクを反映した資本コスト。一般的に8〜12%を使用。ターミナルバリュー(TV):計算期間以降の価値。(最終年CF×(1+成長率))÷(割引率-成長率)で計算。

実際の使い方

完璧な計算より「レンジ(幅)での評価」が実用的です。楽観・中立・悲観の3シナリオでDCF計算し、現在の株価がどのシナリオに相当するかを判断する使い方が現実的です。

DCF法の限界

将来予測の前提次第で大きく結果が変わる。特に成長率の仮定が大きく影響するため「ゴミを入れればゴミが出る(GIGO)」の問題がある。補完的にPER・PBR・EV/EBITDAも使うことが重要です。

まとめ

DCF法は「この会社がこの利益成長を続けるなら、現在の株価は割安か割高か」を判断するフレームワークです。まずExcelで簡単なDCF計算シートを作り、1社で試してみることが理解への近道です。