解答:②
- ア:極大 一定振幅の加振力でも周波数によって応答振幅が変化し,ある周波数で最大(極大)になる。
- イ:共振 その現象を「共振 (resonance)」という。
- ウ:共振振動数 共振が起きる周波数を「共振振動数」と呼ぶ。
- エ:無限大 無減衰系では,その共振周波数で振動が時間とともに発散し,振幅は理論上無限大に行く。
固有振動数、励振振動数について教えてください
固有振動数(natural frequency)- 定義:外力を切った後の「自由振動」のときに系が固有に振動する角周波数。ばね‐質点系なら (質量 ,ばね定数 )
- 物理的意味:系の「慣性」と「剛性」が決める固有の周期で,減衰がなければ永遠に振動する。
- 減衰付きの場合:減衰比 を導入すると自由振動は指数減衰しつつ振動し,その振動角周波数は となり,減衰があると実際の振動はややゆっくりになる。
励振振動数(forcing frequency/excitation frequency)
- 定義:外力(入力力)が正弦波 の形で加えられるときの,その外力の角周波数 。
- 物理的意味:系が「何回/秒」のリズムで引っ張られるかに対応し,この値を掃引(スイープ)することで系の周波数応答を調べる。
- 共振との関係:外力の周波数 が系の固有振動数 (または減衰系の共振周波数 )に近いとき,応答振幅が最大になる(共振ピーク)。
強制振動の振幅特性
単一自由度・粘性減衰系の定常正弦応答振幅比は となり, を変えると振幅が変化する。- 無減衰では で理論上振幅無限大(理想共振)
- 減衰ありでもピークは ( )付近で立つ
まとめ
- 固有振動数:系が「自由に」振動するときの周期(系固有)。
- 励振振動数:外力が「何回/秒」で振動しているかの周波数(入力)。
- これらが一致すると“共振”が起き,応答振幅が最大(あるいは発散)する。
固有振動数と共振振動数は同じ値になりますか?
固有振動数と共振振動数は,一般には一致しません(ただし無減衰系では同じになります)。目次
1. 無減衰系の場合(
)
- 固有振動数
- 周波数応答のピーク(共振)が起きる周波数も → 無減衰では ωₙ=ωᵣ になります。
2. 減衰系の場合(
)
- 固有振動数 はあくまで「自由振動」の基準:
- 共振振動数(周波数応答で最大振幅になる周波数)は,減衰があると自由振動とはずれて となり, です。
- が大きくなるほどピーク周波数はさらに低下し, 以上では顕著な共振ピーク自体が消えます。
3. まとめ
| 系の状態 | 固有振動数 | 共振振動数 |
|---|---|---|
| 無減衰 ( ) | ||
| 減衰 ( ) | ||
| 強い減衰 ( ) | 共振ピークなし |


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