信託報酬とは何か

投資信託を保有していると、毎日少しずつ「信託報酬」というコストが差し引かれます。これは投資信託の運用・管理費用であり、ファンドの純資産から自動的に引かれます。年率で表示されていますが、毎日365分の1が引かれる仕組みです。


信託報酬がリターンに与える影響

30年間の運用シミュレーション

  • 月3万円積立・年率5%のリターンで比較
  • 信託報酬1.0%:約2,380万円
  • 信託報酬0.1%:約2,490万円
  • 差額:約110万円

長期間の複利効果を考えると、信託報酬0.1%の差が数十〜百万円以上の差に膨らみます。


信託報酬の相場

ファンド種別 信託報酬の目安
アクティブファンド 年1.0〜2.0%
インデックスファンド(国内) 年0.05〜0.3%
ETF(国内) 年0.06〜0.2%
米国ETF(VOO等) 年0.03〜0.1%

信託報酬以外のコスト

  • 購入時手数料(販売手数料):ノーロードファンドなら0円
  • 信託財産留保額:解約時に差し引かれるコスト(0〜0.3%)

ノーロードファンドを選べば購入時の手数料はゼロです。


低コストファンドの代表例

ファンド名 対象指数 信託報酬
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) MSCI ACWI 0.05775%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) S&P500 0.09372%
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス MSCI World 0.09889%
SBI・V・S&P500インデックス S&P500 0.0938%

コスト確認の方法

目論見書(もくろみしょ)または運用報告書に信託報酬が記載されています。証券会社のファンド詳細ページでも確認できます。


まとめ

投資信託選びでは、信託報酬の低さが長期リターンを大きく左右します。同じ指数に連動するファンドなら、コストが低いほうを選ぶのが合理的な判断です。


免責事項: この記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資には価格変動リスクがあり、元本が保証されるものではありません。投資の判断はご自身の責任において行ってください。