このページ「https://nanamemo.net/sfd-bmd/ 」は、SFDとBMDの違いについて説明しています。以下はその要約です:

  • SFD (Shear Force Diagram)BMD (Bending Moment Diagram) は、構造物の内部力を示すための図です。
  • SFDは断面のせん断力を示し、BMDは断面の曲げモーメントを示します。
  • せん断力とは、断面を互いに逆方向にスライドさせる力です。
  • 曲げモーメントとは、断面を曲げるためのモーメント(トルク)です。
  • これらの図は、構造物の安全性を評価するために非常に重要です。
  • せん断力と曲げモーメントの計算は、構造物の設計や評価の際に行われます。

このページは、これらの基本的な概念を説明するためのもので、具体的な計算方法や例は提供されていません。

 

せん断応力図の作成の際に
””力がつりあうために、AB間では梁の内部にせん断力Fxが下向きに作用します。””
としますが、何と何の力がつりあうのですか?

「力がつりあう」という文脈での「せん断応力図」に関する説明は、梁やビームに作用する外部の荷重と、その梁の内部で生じるせん断力との関係を示しています。

具体的には、梁に外部から垂直方向に荷重が作用すると、その荷重を支えるために梁の内部にせん断力が生じます。このせん断力は、外部の荷重と反対方向に作用し、その大きさは外部の荷重と等しくなります。これにより、梁全体で力のつり合いが保たれるのです。

例えば、梁の一部(AB間)に外部から下向きの荷重Fが作用する場合、この荷重Fを支えるために、AB間の梁の内部には上向きのせん断力Fxが生じます。このせん断力Fxは、外部の荷重Fと大きさが等しく、方向が反対であるため、梁全体で力がつり合っている状態になります。

このように、せん断応力図は、梁の各部分でのせん断力の大きさと方向を示すもので、外部の荷重と内部のせん断力との関係を理解するための重要なツールとなっています。

 

””片持はりに下向きの荷重Pが作用すると、支点Aには上向きの反力RAが発生します。””
とあるように既にRAによって釣り合っているのではないのですか?

はい、おっしゃる通りです。

片持ち梁に下向きの荷重Pが作用する場合、支点Aにはその荷重Pを支えるための上向きの反力RAが発生します。この反力RAは、外部からの荷重Pと大きさが等しく、方向が反対となるため、全体として力のつり合いが成立しています。

しかし、この反力RAだけでは、梁の内部で生じるモーメントのつり合いまで考慮されていません。荷重Pの作用点から支点Aまでの距離を考慮すると、モーメントも生じます。このモーメントをつり合わせるために、梁の内部にはせん断力や曲げモーメントが生じることになります。

したがって、せん断力図や曲げモーメント図を考える際には、外部の荷重と支点の反力だけでなく、梁の内部での力の分布やモーメントの分布も考慮する必要があります。

 

では、片持はりに下向きの荷重Pが作用すると、支点Aには上向きの反力RAが発生します。加えて材料内部では上向きのせん断力Fが発生します。よって全体の力は上向きにはRAとF、下向きにはPがかかり合計するとFがのこるため上向きに材料は動くということですか?

いいえ、その理解は正確ではありません。説明を補足いたします。

片持ち梁に下向きの荷重Pが作用する場合、支点Aにはその荷重Pを支えるための上向きの反力RAが発生します。この反力RAは、荷重Pと大きさが等しく、方向が反対です。したがって、RAとPは互いに打ち消し合い、力のつり合いが成立しています。

梁の内部で生じるせん断力は、外部の荷重や支点の反力によって生じる内部の応力を示すものです。片持ち梁の場合、荷重Pの作用点から支点Aまでの間では、上向きのせん断力が生じます。しかし、このせん断力は梁の内部での力の分布を示すものであり、梁全体の外部に作用する力としての役割は持っていません。

したがって、梁全体として考えると、上向きの力RAと下向きの力Pが互いに打ち消し合い、力のつり合いが成立しているため、梁は上向きにも下向きにも動きません。梁の内部でのせん断力は、梁の断面ごとの内部応力の分布を示すものであり、梁全体の動きには影響しません。

 

もう一度せん断力Fが発生する理由を教えてください。力の向きも解説には加えてください

了解しました。せん断力についての理解を深めるための説明を行います。

せん断力Fの発生の理由:
外部荷重の作用: 片持ち梁に下向きの荷重Pが作用すると、この荷重は梁の各断面に影響を与えます。

支点の反力: この下向きの荷重Pに対抗するため、支点Aには上向きの反力RAが発生します。この反力RAは荷重Pと等しい大きさを持ち、方向は上向きです。

せん断力の発生: 梁の任意の断面を考えると、その断面よりも荷重Pの作用点側にある部分の重さや荷重によって、断面にはせん断力が生じます。このせん断力は、荷重Pやその断面の重さを支えるための内部の力として発生します。

具体的には、荷重Pの作用点から支点Aまでの間の任意の断面を考えると、その断面では上向きのせん断力Fが発生します。このせん断力Fは、その断面よりも荷重Pの作用点側にある部分の重さや荷重Pを支えるためのものです。

せん断力の向きについて:
せん断力の向きは、考えている断面の位置や荷重の配置によって決まります。片持ち梁の場合、荷重Pの作用点から支点Aまでの間では、せん断力は上向きに発生します。これは、その断面よりも荷重Pの作用点側にある部分の重さや荷重Pを支えるためです。

逆に、荷重Pの作用点よりも反対側の断面を考えると、せん断力は下向きに発生します。これは、その断面よりも支点A側にある部分の重さを支えるためです。

要するに、せん断力は、梁の各断面での外部の荷重や重さを支えるための内部の力として発生するものです。その向きは、考えている断面の位置や荷重の配置によって変わります。

荷重の位置でのせん断力はどうなりますか?

荷重が作用する位置におけるせん断力を考えると、以下のようになります。

片持ち梁における荷重の位置でのせん断力:
荷重の直前: 荷重の作用点の直前までの断面では、せん断力は荷重Pの全体を支える必要があります。したがって、この断面でのせん断力は上向きで、その大きさは荷重Pと等しいです。

荷重の直後: 荷重の作用点の直後の断面では、荷重Pがその断面に直接作用しているため、せん断力は急激に変化します。具体的には、せん断力は荷重Pの大きさだけ減少します。したがって、この断面でのせん断力は0となります。

このように、荷重の位置におけるせん断力は、荷重の作用点の直前と直後で急激に変化します。この変化は、せん断力図において垂直のジャンプとして表現されることが一般的です。

要するに、荷重の位置におけるせん断力は、荷重の作用点の直前ではその荷重を全体として支えるための大きさを持ち、荷重の作用点の直後では0となる、という特徴があります。

荷重の作用点ではせん断力は発生していないということですか?

申し訳ございません、説明が不十分でした。

荷重の作用点においても、確かにせん断力は存在します。しかし、荷重の作用点でのせん断力の変化は急激で、その位置におけるせん断力の値は、荷重の作用点の直前と直後で異なります。

具体的には、片持ち梁の場合:

荷重の作用点の直前: せん断力は上向きで、その大きさは荷重Pと等しいです。

荷重の作用点の直後: 荷重Pがその断面に直接作用するため、せん断力はその荷重Pの大きさだけ減少します。したがって、この断面でのせん断力は0となります。

このように、荷重の作用点では、せん断力は急激に変化します。荷重の作用点自体におけるせん断力の「正確な」値を定義するのは難しいですが、実際の構造解析や設計の文脈では、荷重の作用点の直前と直後のせん断力の値を参照します。

再度、誤解を招く表現をしてしまい、申し訳ございません。