成功するギバーになるための条件
・他者志向になるテイカーが利己的で、成功できないギバーが自己犠牲的なら、成功するギバーは他者志向的といっていいだろう。 自分を犠牲にして与えていれば、すぐにボロボロになってしまうだろう。 「他者志向」になるということは、受け取るより多くを与えても、けっして自分の利益は見失わず、それを指針に、「いつ、どこで、どのように、誰に与えるか」を決めることなのである。 他者への関心に自己への関心がかなり結びつけば、ギバーは燃え尽きたりやけどをしたりすることが少なくなり、成功しやすくなる。
・燃え尽きることを避ける。ギバーが燃え尽きるのは、与えすぎた事よりも、与えたことでもたらされた影響を、前向きに認めてもらえていないことが原因なのである。 ギバーは、与えることに時間とエネルギーを注ぎ込みすぎるせいで燃え尽きるのではない。困っている人をうまく助けてやれないときに、燃え尽きるのである。
人助けはまとめてやる。 一日に一つずつ与えるよりも、一日に五つまとめて与えた人のほうが幸福度が増したのだ。
百時間ルールを決めておく。 このラインを限度に設定しておけば、大きなパワーが得られ、疲労感が最もすくないのである。
・自己犠牲から楽しみへ心理学者のネッタ・ウェインスタインとリチャード・ライアンは、与えることによって気力が回復するのは、義務感からするのではなく、楽しく有意義だと感じる場合に限ることを証明した。 自己犠牲タイプのギバーは他者志向のギバーより助けを受けることがはるかに少ないのを発見しており、そしてそれは、精神的にも肉体的にもダメージを及ぼすことがわかっている。
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