コボット(Collaborative Robot、協働ロボット)は人間と安全に隣り合って作業できる産業用ロボットです。安全柵不要・簡単ティーチング・小型軽量という特性から、中小製造業への普及が急速に進んでいます。
コボットと従来産業用ロボットの違い
従来の産業用ロボットは高速・高出力のため安全柵が必要で、導入に大きなスペースと設備投資が必要でした。コボットは①力覚センサーで人との接触を検知して自動停止②小型・軽量(15〜35kg)で設置・移動が容易③プログラムが直感的で短期間で習得可能④価格が従来ロボットの1/3〜1/5程度という特徴があります。主要メーカー:Universal Robots(デンマーク)・FANUC CR シリーズ・安川MOTOMAN・OMRON TMシリーズ。
コボットが向いている作業
①ピッキング・パレタイジング(部品の整列・積み重ね)②機械加工後の部品取り出し(マシンテンディング)③組立・ネジ締め④検査(カメラ検査との組み合わせ)⑤接着剤塗布・シーリング。繰り返し作業・中量少品種生産・重量物取り扱いに特に有効です。
コボット導入時のリスクアセスメント
コボットでも作業内容・速度によっては「協働」ではなく「柵内使用」が必要なケースがあります。ISO/TS 15066・ISO 10218に基づいたリスクアセスメントの実施が法令上必要です。導入前にメーカーと安全評価を行うことが重要です。
まとめ
コボットは中小製造業の人手不足解消と生産性向上の有力な手段です。まずUniversal Robotsの体験デモや展示会(JIMTOF・国際ロボット展)での実機確認から導入検討を始めましょう。





