まず知ってほしいのは日本人の平均賃金は下落傾向にあります。
ということ。
要するに日本人は世界的にみて少しづつ貧しくなりつつあるわけです。
そうあなたが思っている以上に日本人は貧乏になりつつあるのです。
まずはこれを見てください。
世界平均年収ランキング!!
1位 スイス 1073万円 (95,002)
2位 ノルウェー 921万円 (81,508)
3位 ルクセンブルク 899万円 (79,591)
4位 デンマーク 835万円 (73,959)
・・・
16位 フランス 541万円 (47,885)
17位 イタリア 431万円 (38,145)
18位 日本 429万円 (37,988)
19位 イスラエル 408万円 (36,109)
日本はというと、18位。
ちょっと微妙なラインなのです。
賃金というのは基本的には労働生産性によって決まります。
労働生産性は産業別に大きな差があるため、賃金水準は産業別に大きく異なるのです。
製造業であったり、サービス業であったり、農業であったり。
給料は産業によって大きく異なります。
だから日本人全体を見た場合でも、全体の総所得は産業構造によって決まります。
では日本人の平均賃金が下落傾向にあるのはなぜでしょか。
それは儲からない産業に取り組んでいるからです。
なぜ日本はこんな事態に陥ってしまったのか。
その理由を見ていきましょう。
新興国の工業化
まず第一の理由はこれ。
日本人の平均賃金が下落傾向にある原因は新興国の工業化です。
高度経済成長期には農業社会が工業化するものです。
かつて日本でも1950年代後半にこの過程を通して経済成長しました。
そして製造業従業者の比率も格段に大きくなりました。
日本と同じような工業化が現在新興国で起きています。
今まで日本が行ってきた製造業のうち、
重化学工業と組立ては中国がより低コストで効率的にできる時代になりました。
中国が大量生産分野を担当して生産を行う事で、工業製品の価格は世界的に下落しました。
日本の製造業が中国メーカーと製造過程でのコストダウン競争を行っても消耗するだけです。
そのおかげで我々の所得は減ってきているわけです。
価格競争はやってはダメです。ダメ絶対です。
現在日本で見られる不景気は新興国と同じような産業形態をとっているからです。
そのため新興国と低労働賃金で戦わなくてはいけなくなってきています。
さらに新興国のものづくりの品質は日本を凌ぎつつあるという事も忘れてはいけません。
日本製ブランドといった品質の高さを売りにできていたのも、過去の思い出なんです。
実際、中国メーカーは巨額の研究開発費を投じ、
世界各国に研究拠点を設けて技術開発を進めており、
技術的にも日本を凌ぎつつあります。
日本は今ピンチな状態にあるわけですが、それを脱却する方法を私はしっています。
ではどうやって日本は今の最悪な状況から脱却すればよいでしょうか。
日本が復活するために
方法は2つあります。
1つ目を紹介します。
例としてアメリカの企業アップルを例に見てみましょう。
アップルも製造業ですが、日本の企業とは取り組み方が異なります。
復活する方法として1つ目はアップルの取り組み方から説明します。
アップルでは水平分業方式をとっています。
水平分業方式とは製品の開発と設計、販売と広報はアップルで主に行い、
アップルの設計図をもとに、世界中の企業から部品を調達し、EMSのフォックスコンが中国で組み立てる。
こうして得意分野に特化した企業は急速に規模を拡大しています。
このような製造業の新しいビジネスモデルが水平分業方式になっています。
付加価値の高い部分の仕事を自分達で行い、
どこでもできるような仕事は外部に委託するわけです。。
これが水平分業方式です。
ちなみに米アップル社員の平均賃金のトップ3はワースト3は
トップ3
1位 工業デザイナー 17万4,140ドル(約2,072万円)
2位 シニアハードウェアエンジニア 15万105ドル(約1,786万円)
3位 シニアソフトウェアエンジニア 14万832ドル(約1,676万円)
ワースト3
1位 アップルストアの販売員(4万4,070ドル:約524万円)
2位 アップルストアの販売員(リーダー)5万5,626ドル(約661万円)
3位 アップルストア アシスタントマネージャー 5万6,046ドル(約667万円)
です。
トップ3を見ると給与の額が日本とは全然違う事、
付加価値の高い職業ほど年収も高い事、
がみてわかりますね。
つまり日本全体で見ても
付加価値の高い部分の仕事を自分達で行い、
どこでもできるような仕事は外部に委託する事で
日本人全体が豊かになれるというわけです。。
以上を踏まえて、日本が復活するための2つ目を紹介します。
まずこれを知ってください。
アメリカでは産業構造自体が日本とは大きく変わりつつあるという事です。
日本の産業構造は製造業の割合が大きいのに対し、
アメリカではIT等の高度サービス業の割合が大きくなってきています。
日本では産業構造の変化が上手く行われなかったため、
アメリカ等の先進国と比べると大きく景気が低迷しているわけです。
つまり日本全体の産業構造を変える事で日本は復活する事ができるというわけです。
なので日本の今後の課題としては、技術の開発が最も重要です。
しかし、日本は、新しいタイプの技術である情報関連技術については、得意ではありません。
それは、アメリカや中国に誕生している新しいタイプの企業が、日本には生まれていない事からも見て取れます。
企業のビジネスモデルを転換し新興国とは直接に競合しない分野に進出する事が必要です。
製造業であれば、アップルの例のように製品の企画段階や販売段階に集中し、
実際の生産は新興国の労働力を活用して行うべきです。
さらに、日本の産業構造を根本から転換し脱工業化をはかることが必要です。
ネットビジネスでも同じ事
1.アップルのように水平分業方式をとるのであれば、
記事を書くなどの低コストで効率的にできる仕事はあなたの設計図をもとに、
インターネットの外注先から調達し、まとめたものを他の外注さんに渡し自動で投稿すればいいわけです。
2.または他の競合が手を付けていない新しいタイプの技術である情報関連技術について
取り組めばいいわけです。
もしあなたが今、全然お金持ちでないと感じているなら、
あなたのやっている仕事は誰でも代替可能であるという事です。
あなたはあなただけにしかできない仕事をしていますか!?
そういった意識をもって仕事に取り組んでください。
その視点だけで何か変わるかもしれません。
もしあなたがお金持ちになりたいのであれば、これを紹介します。
かなりおすすめなんですよ。