財務諸表の3大書類

企業分析の出発点は財務諸表(Financial Statements)です。3つの書類を組み合わせて読むことで、企業の「稼ぐ力・持つ力・現金力」を把握できます。

財務3表の概要

書類 何がわかるか 主要指標
損益計算書(P/L) 稼ぐ力・収益性 売上・営業利益・純利益
貸借対照表(B/S) 財務の健全性 自己資本・負債・総資産
キャッシュフロー計算書(C/F) 現金の動き 営業CF・投資CF・財務CF

損益計算書の読み方

売上高→売上総利益→営業利益→経常利益→純利益の順に利益が絞られます。注目すべきは「営業利益率」(営業利益 ÷ 売上)で、10%以上あれば優良企業の目安です。

貸借対照表の読み方

自己資本比率(自己資本 ÷ 総資産)が40%以上の企業は財務的に安定しています。流動比率(流動資産 ÷ 流動負債)が1倍以上かつ2倍以内が健全な目安です。

キャッシュフローの読み方

「営業CFが黒字・投資CFが赤字・財務CFが赤字」のパターンが成熟した優良企業の典型です。利益が出ていても営業CFがマイナスの企業は「黒字倒産」リスクがあります。

財務分析の実践ステップ

  1. IR情報(企業の投資家向け情報)から決算短信・有価証券報告書をダウンロード
  2. Excelに数字を転記し5年分の推移を見る
  3. 同業他社と比較して相対的な位置づけを確認
  4. 定性情報(事業戦略・競合状況)と組み合わせて総合判断

財務諸表は難しく見えますが、主要な10指標を覚えれば「良い企業か悪い企業か」の判断はできるようになります。

※本記事は情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。