【EV・自動運転】既存の自動車メーカーは生き残れるのか

再エネ
著者:副業の宮殿|製造業に携わる現役エンジニア。技術士試験対策書籍をKindleで複数出版。技術ブログ「副業の宮殿」にて製造業DX・AI活用の情報を発信中。

自動車産業に破壊的イノベーションは起きるのか?

破壊的イノベーションが発生するメカニズムは様々であるが、経営学では一般的に、1) 供給サイドからのメカニズム、2) 需要サイドからメカニズムの二つに分類される (Gans, 2016)。どちらのメカニズムでも、新たな変化に「組織が対応できない」ために、既存企業は競争優位を失ってしまうことを示唆する。

 

巨大 IT 企業と有力完成車メーカーの協力は成り立ちにくい一方、巨大 IT 企業と中堅完成車メーカーの協力は成り立ちやすいということである。

有力完成車メーカーは、いずれも巨大 IT 企業とは協力せず、AI のスタートアップ企業と協力を進めている。一方、グーグルは、PSA、クライスラー、ルノー・日産などの (自動運転の特許数でみた場合の) 中堅完成車メーカーと手を組んでエコシステムを形成している。

 

もっとも優れた AI を有しているのはどの企業であろうか。それは間違いなくグーグルである。

2018 年のウェイモ (グーグル) の自動運転解除率 (1,000 マイルあたりの自動運転解除回数) は0.09 まで下がっていることが分かる。

次点はクルーズを買収した GM で、自動運転解除率は 0.19と猛追している。Zoox (0.52) やポニーAI (0.98) なども健闘しているが、実証実験におけるトータル走行距離では、グーグルに遠く及ばない。他のメーカーは依然として極めて大きな差がある。ダイムラーは682.52、BMW は219.58、ホンダは458.33、TRI は393.7 である。

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