フェーズによる人工知能(AI)の発展段階の整理
フェーズ1(~2020年)

各領域において、
データ駆動型のAI利活用が進む

各産業においてAIとデータの活用が進み、
関連するサービス業などの新たな産業の芽
が出てくる。

フェーズ2(2020年~)

個別の領域の枠を越えて、
AI、データの一般利用が進む

AIとデータの一般利用が進展し、関連す
るサービス業などの新たな産業が拡大する。

フェーズ3(2025~)

各領域が複合的につながり合い、
エコシステムが構築される

各領域が複合的につながり合って融合化
することにより、エコシステムが構築される。

人工知能とその他関連技術の融合による産業化のロードマップ【生産性分野】
フェーズ1(~2020年)
  • 新サービス・製品の創出
  • サービス産業の業務効率化
  • 新鮮でメッシュの細かい情報の活用の一般化
  • 製造、物流、調達でのデータ利用の進展(発注前出荷・最適化)
  • オンデマンド供給サービス
  • 地域レベルのEnergyManagement System(EMS)による最適化
  • マスカスタマイゼーションの実現
  • 人とロボットの協調生産工場
  • 匠の技を再現するロボットの実現(匠技組込工場)
  • 農業の無人化・匠の技のロボット化
  • IoT・AIを活用したスマート工場
  • 生産設備の故障予知
フェーズ2(2020年~)
  • 分野を跨いだ多様なサービス・製品の創出
  • ダイナミックプライシングの実現
  • ニューロマーケティングの実現
  • パーソナルライフコンシェルジュ
  • 多領域での予測に応じた価値提供サービス
  • 消耗品の自動補充サービス
  • 地域レベルのEMSによる需給マッチングによるエネルギーの無駄ゼロの実現
  • マスカスタマイゼーションの一般化
  • ロボットの多能工化、ロボット同士の協調
  • ハイパーカスタマイゼーションの実現
  • 家・家電のAIの活用の進化
  • 機械・設備の自動メンテナンス
フェーズ3(2025~)

「新しいサービス・製品が次々と生み出させる社会」~ものづくりから価値創造へ~
 創造的な製品・サービスの広がり既成概念を超えた製品・サービスが融合されながら次々と生み出される。
 潜在意識をカタチに個人が本当に欲しいモノ、新しい価値に気づくモノに出会える。
 高付加価値品を手元に自律型ロボットが屋内外で安定した高品質の生産作業を行ない、無駄ゼロ社会を実現する。
 気配り上手な配送必要なモノは必要なときに適正価格で備えられている。

もっと知るには・・・人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップ平成29年3月31日人工知能技術戦略会議