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世界経済の重心が急速にアジアに戻りつつあることだ。
つい200~300年前まで世界経済のトップは長らく中国及びインドであったが、産業革命以降、インドの植民地化や阿片戦争を経て数百年にわたって抑え付けられてきた。
この二大大国のプレゼンスが世界史上かつてなかったスピードで元に戻ってきている。

トランプ政権の豪腕な打ち手により達成は遅れているが、中国は遅くとも2035年までに米国を追い越し世界経済、そして情報科学のトップになるだろう。
英米を代表する雑誌の表紙が2017年に相次いで中国の半ば勝利を称えていることからもわかるとおり、中国は覇権国家の1つとなる。
まもなく世界語が中国語が加わる。

インドも出遅れてはいるものの、それほど遠くない未来に人口で中国を追い抜く。
加えて、データ×AI人材をもっとも大量に国外に輩出している国であることを鑑みると未来は明るい。
2019年現在、企業価値世界一であるMicrosoftのCEOはサティア・ナデラ、GoogleのCEOはスンダ―ピチャイ、いずれもインド系だ。

これらの地政学的な重心の変化は日本にとって千載一遇のチャンスと言える。
日本は現在、米中に次ぐ3位の経済規模を誇る大国であり、現在トップの米国の強い同盟国であり、なおかつこれからトップに立つ中国の隣というこれ以上なく地政学的に有利な状況にいるからだ。

 

以上みてきたとおり、時代は多面的に「確変モード」に突入している。不連続的なレベルの技術革新は、単にデータ×AIだけで起きているわけではなく、日本が伝統的に強いものづくり、また自然科学分野でかなり強みをもつ生物化学分野でも起きている。さらに経済・地政学的な変化も日本にとってかなり好ましい状況だ。一方で、環境問題により人類だけでなく地球上の生命全体にとって持続可能性を失いかねない状況にあることも事実であり、未来に向けて新しい変化を仕掛ける人たちにとってこれ以上ないほどエキサイティングな局面にある。

 

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