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「どうしても不眠が治らなくて…」 みたいなお悩みをもった方は意外とたくさんいます。
快眠できる方法は快眠サプリとか睡眠チェックリストとかいろんな手法があります。
快眠サプリ:https://yuchrszk.blogspot.com/2017/10/blog-post_55.html
睡眠のチェックリスト:https://yuchrszk.blogspot.com/2016/02/blog-post_16.html

 

まー、眠れない原因はいろいろなんで「端から試してみて!」としか言えないんですが、
直近で出た論文(1)では「不眠そのものよりも、不眠への誤った思い込みのほうが問題なのだ!」って結論になってて参考になります。
(1):https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0005796717301638

 

実験に関しての考察

 

これは、睡眠研究の泰斗として有名なケネス・リックスタイン博士によるレビュー論文。
世界中のスリープラボで行われた20件の実験データをチェックして、「本当に不眠の悪影響をもたらすものはなんなのか?」って問題について調べたんですね。

それぞれの実験は、おもに睡眠の質と主観的な睡眠の満足度について調べてまして、
「眠りにつくまで何分かかりますか?」みたいな質問を使ったり、睡眠ポリグラフ検査で脳波などを客観的に調べたり、いろんな報告から不眠について探っております。

 

それで、まずどんなことがわかったかというと、

睡眠の質が低いだけでは不眠にはならない!

ってことです。

 

たとえば1995年に400人を調べた実験では、「睡眠の質が低い」と判断された人でも、不眠になる人とならない人がハッキリわかれたんだそうな。

ここでいう「睡眠の質が低い人」の定義ってのは、「最低でも週3回以上のペースで、入眠までの時間が30分以上かかる」ぐらいの感じ。
いかに寝付きが悪かろうが、毎晩の睡眠時間が足りなかろうが、決して不眠になるわけじゃないんだ、と。

自分の睡眠への考え方がキーポイント

では、なにが不眠になるかどうかを分けるのかというと、

自分の睡眠の質に不満があるかどうか

だったそうな。

 

 

どんだけ毎日の睡眠時間が足りなくても、自分に対して「まぁこんなもんだろう」ぐらいに思ってる人は、
必要以上に日中の疲れや不安感が悪化しないらしい。まぁ「よく眠るためには「よく眠れた!」と思い込むだけでOKだった」って話もありますし、
それだけ睡眠は思い込みに左右されやすい現象なんでしょうな。

 

さらに、このレビューでは追試論文もチェックしてるんですが、
それによると、自分の睡眠に不満がない人(ただし睡眠の質は低い)は、
睡眠の質が高い人にくらべても、とくに不安や鬱の発症リスクが高まることもなかったそうな。

 

ついでに面白いのが1,700人以上を調べた実験で、
自分の睡眠に不満がある人が高血圧になる確率は、不満がない人にくらべて300〜500%も上らしいい。

 

考え方の違いだけで、ここまで差が出るものなんですねぇ。

 

ちなみに、この問題は「睡眠の質は高いのに自分の睡眠に不満がある人」でも同じでして、
睡眠に不満がない人とくらべた場合、やはり日中の疲労や不安が有意に高まるんだとか。

 

実際、このレビューだと、「本当はよく眠れてるのに『自分は不眠だ!』と思ってる人」の割合は、全体の不眠患者のうち37%にものぼったらしい。

 

実験詳細について:https://yuchrszk.blogspot.com/2017/11/blog-post_60.html

 

 

 

1日に2〜3時間しか寝ていないのに、
かなり元気に動き回る事ができる人がいるのは事実です。

その辺のブラック企業よりもよっぽど過酷な労働をしているのに、
全く疲れた顔1つ見せないのは、
睡眠の取り方にコツがあるわけです。

 

まず、多くの人がぐっすり眠れない、あるいは寝ても疲れる理由は、

「自分は沢山寝ないとシンドいという暗示が入っているから」

なのです。

例えば、自分は最低6時間寝ないとダメ、と思い込んでいる人は、
5時間しか寝てないと、
「1時間足りないから、今日は疲れるに違いない」
と勝手に思い込みます。

また、夜寝るのが遅いと、
「今日はこれだけしか寝れないから、
明日はきっと疲れるだろうな」
と思いながら寝るわけです。

すると、副交感神経が働かず、交感神経優位になり、
ぐっすりと眠れなくなるのです。

今日はこんな良い1日だったなぁ、とか、
明日はこうなるといいなぁ、という事を考えて、
(興奮すると交感神経優位になるのでNGです)
ゆったりと眠りに付く事で、深い睡眠が取れるのです。

睡眠の時間を、
どんな気持ちで過ごすかが変わって来るのです。

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