コピーライティングを学ぶと、 あなたの商品を5倍や10倍で売ることが…、であったり 足元の石ころを1万円で…であったり ペンを1万円で売る事ができるようになります。     なんていうコピーを見たことがあるかと思います。   でも、実際に目の前でそんな実際にそんなシーンを見たことがないので 疑問が残るな、なんて感じている人が多いのではないでしょうか。       でも私はコピーライティングを学べば、 1000円のペンを10000円で売る事は可能になると考えています。     どうすれば10000円で売る事ができるようになるのか、考えてみましょう。   特典でコンサルを付けるとかはダメですよ。 それだと売っているものがコンサルになっちゃうので。     ネットで1000円で売っている普通のペンを10000円で売る。   機能的には1000円のペンだから機能面を押して売っていくのは無理。   どこに付加価値を付ければ売れるのか。 それはストーリーにあります。
           

ストーリーテリング

  1000円のペンが10000円で売るには付加価値として、 ストーリーをつけるでしたね。   ストーリーとは物事の背景にあります。 例えば、蛍光灯を考えてください。   蛍光灯は電気エネルギーを光エネルギーに変換して発光していますが、 大元をたどれば太陽の光エネルギーにたどり着きます。   では太陽からのエネルギー変換を見てみましょう。     太陽の光エネルギーが地球に到達し、熱エネルギーとして海を温めます。   熱を受けた海の水は蒸発して、雲となり熱エネルギーは位置エネルギーと変換されます。   そして雲は雨として降り、川として流れ運動エネルギーになります。   その川の運動エネルギーを利用して、ダムで発電することで電気エネルギーを得る事ができます。   電気エネルギーを、蛍光灯で光エネルギーに変えて発光しています。     蛍光灯では、蛍光管の中に入っている水銀ガスに電子をぶつけ、振動した原子光を発生させます。それを利用して発光しているのです。     という事柄が蛍光灯の背景にはあります。 こういった背景のストーリーは蛍光灯一つとっても複数あります。         例えば   ・事実としてのストーリー ・思い、感情を含んだストーリー ・神話としてのストーリー   です。     事実としてのストーリーとは   先ほどの蛍光灯のエネルギー循環の話であったり、 ご飯であれば、どういう品種のものか、どうやって作られたかなんかが 事実としてのストーリーです。       思い、感情を含んだストーリーとは   どこどこの農場の農家が、どういった思いで米を作ったか。 どんな苦労話があったかです。   こういったストーリーには、そのものの価値をぐぅーんと上げる付加価値になるので、 ストーリーをしってから、食べるとより一層美味しく感じたりします。       神話としてのストーリー   物語の背景の背景にある部分になります。 ハリウッド映画とか抽象化していくと同じパターンにいきつくのは物語の原型として、神話を使っているからです。   映画の内容が違うように感じるかもしれませんが、肉付けが違うだけで骨組みである元の構成は同じになっています。   詳しくは神話の法則やヒーローズジャーニーをみるといいよ。 http://amzn.to/2yk4WZW      

以上を踏まえてペンを10000円で売る方法を考える

  付加価値としてストーリーを売ることで、ペンを10000円で売る事を考えます。     物語として無形のものをペンの購入を通して、伝授する。 言葉では伝えられないような、感覚が伝わる。   そういったものを付加価値として付けることで10000円でペンを売ります。   言葉では説明しづらいので漫画から。     キングダムで天下の大将軍・王騎が信と王騎から将軍というものが何かを伝授されるシーンを思い出してください。     王騎と信が最初で最後の直接指南のシーンでは、信を王騎将軍の馬に乗せて   「大将軍になりたいと言いましたね、童(わらべ)信。 ゆっくり目を開き、目にするモノをよォく見てみなさい。 敵の群れを。敵の顔を。そして味方の顔を。天を地を。 これが「将軍」の見る景色です。」     なんてシーンがありましたよね。   将軍の景色、将軍の在るべき姿を指南されて信の感覚がかなり変化しましたよね。 これが伝授です。   将軍の最後という事もあって泣けるシーンですよね。(`・ω・´)     こういった無形のものを購入するのは、ペンを購入するよりずっと価値がある。 ペンにこういったストーリーが乗ると売れます。     一つヤフオクで5000円のペンケースにストーリーが乗っかり35853円で売れた例を紹介します。  
2年前交際していた女性へのプレゼント用に購入したものです。   当時彼女は事あるごとに「学園祭の実行委員だから忙しい」と言っていたため、学園祭が終わって会えたときに渡そうと考え、9月頃に購入しておきました。   それから1月も経たないうちに彼女は学園祭実行委員で仲良くなった他の男と浮気をし、自分にはメールにてその旨の報告がありました。   当時の私は荒れに荒れ、その勢いで近所のキックボクシングジムに入会しました。   失恋によるあまりの辛さに一時は自殺も考えましたが、2年間猛練習を積みながら研究室での研究にも死に物狂いで取り組み、まさに必死に生きてきました。   そして先日、この「必死に生きてきた経験」を面接で赤裸々に語ることで、以前の自分自身では考えられないような大企業に就職が内定しました。   年末には自身の人生初となるキックボクシングの試合が控えています。       学生生活最後の年ということで、2年間トラウマとなっていた彼女の思い出を振り切り、自分自身の新時代の幕開けの第一歩とするべく、今回出品を決断しました。       この商品には私が必死に生きてきた「意志力」、そして「憎悪や悲しみを優しさに変える力」が宿っています。   我が家で飼っていたハムスターも、商品の外箱に触れただけで充電したてのヒゲ剃りのように元気になっていました。   人生に悩んでいる。許せない人がいる。過去にとらわれている。そんな方々が前に踏み出す決断をするための助けとなれば幸いです。   外見上は本革の赤いペンケースです。一切開封していませんでしたので外見は非常に綺麗ですが、数多の戦場をくぐり抜けてきたベテラン海兵隊員のような頼もしさを感じます。これが「生きる力」なのでしょうか。
         

今回の話で大事なこと

  • 先に価値を提供する
  ペンのストーリーを先に提供する。  
  • ストーリーを売っている
  ペンよりもストーリーに価値があるという事。 ペン1000円に付加価値を付ければ10000円でペンを売る事ができる    
  • 同じストーリーを万人が使えるわけではない
  モノと自分との関係性を使って話すため、 農家でないあなたが、米とのストーリーを使えない。  
  • 日常的に意識して、映画とかをみたときにはストーリの背景に気づく事。
このレベルまでくると日常からのコンテンツが作れる。