技術士第一次試験の専門科目(機械部門)は毎年35問出題されます。このページでは令和2年度に出題された35問全問を、材料力学・機械力学制御・熱工学・流体工学の4分野に分けて1ページにまとめて解説しています。個別の問題番号で検索して来られた場合は、目次または該当する見出しへ直接ジャンプしてください。答え合わせだけでなく、「なぜその式・考え方を使うのか」という道筋を重視しています。
目次
材料力学
Ⅲ-1 用語問題「クリープ試験、シャルピー衝撃試験」
解答

答え:② 硬さ
解説(対応関係)
- ① 縦弾性係数 → 引張試験(応力–ひずみ線図の初期勾配)
- ③ 延性–脆性遷移温度 → シャルピー衝撃試験(吸収エネルギーの温度依存から求める)
- ④ 降伏点 → 引張試験(降伏の発生点)
- ⑤ S–N線図 → 疲労試験(繰返し応力と寿命の関係)
一方、硬さはブリネル・ビッカース・ロックウェルなどの硬さ試験で評価するのが通常で、B群の選択肢(引張、疲労、クリープ、シャルピー、破壊靭性)には該当試験がありません。
したがって、B群に適切な試験がない A群の項目は②硬さです。
平成26年度技術士第一次試験問題[機械部門] 専門科目Ⅲ-1 引張試験 ビッカース試験 破壊靭性試験
平成27年度技術士第一次試験問題[機械部門] 専門科目Ⅲ-1 用語問題「応力集中係数、降伏応力、縦弾性係数」
令和3年度技術士第一次試験問題[機械部門] 専門科目Ⅲ-1 ミーゼスの条件 断面係数
Ⅲ-2 2つの荷重を受ける部材の伸び
解答

⑤ が正解です。
解き方(要点)
棒は左端Bで固定、区間 、区間 。
Cに軸力 、Dに軸力 (右向きを正)を加える。
剛心棒の伸びは各区間の
で求まります(:区間の軸力)。
軸力分布
- 区間 CD(長さ ):切断面の右側にある外力は のみ ⇒
.
- 区間 BC(長さ ):切断面の右側に と の2つ ⇒
.
全体の伸び
したがって選択肢 ⑤ です。
[解答]⑤
Ⅲ-3 鋼線で吊られた剛体棒の荷重に対する鋼線の張力
解答

条件
- モーメントのつり合い(A点周り):
- 変位と張力の関係(変位比と張力比が比例する):
よって:
計算
モーメントの式に
を代入すると:
S1を計算すると
鋼線にかかる張力は以下の通りです:
[解答] ⑤
出典
Ⅲ-4 剛体壁に固定された異材棒における温度上昇時の熱応力解析
解答

以下に,熱応力問題の丁寧な解説を書きます。
✅ 問題の状況整理
棒1と棒2(各長さ )が剛壁の間でつながれて固定されている。
両方の棒の温度を同じだけ 上昇させる。
各パラメータ
|
ヤング率 |
断面積 |
線膨張係数 |
| 棒1 |
|
|
|
| 棒2 |
|
|
|
✅ 自由に膨張できるなら
棒1の自由熱膨張:
棒2の自由熱膨張:
しかし剛壁と互いに押し合うので膨張できず,圧縮応力が発生。
✅ 伸び量と力の関係
熱膨張と力による変形を合わせて考える
ここで は棒を押し縮める軸力(圧縮)
剛壁固定なので
✅ 式をまとめる
両辺を で割る:
について解く
通分して
✅ 棒1の応力
圧縮なので負符号がつく:
🎯 正しい選択肢
✅ 物理的な意味
- 棒1・棒2は直列バネの関係
- 熱膨張しようとするが壁で拘束 → 圧縮応力発生
- 硬くて断面積が大きい棒ほど(, 大)力を多く負担
📝 ポイントまとめ
| 覚えるべき式 |
意味 |
|
熱+力の変形 |
|
壁固定で全体の伸び=0 |
|
応力 |
Ⅲ-5 最大曲げ応力の比較
解答

断面係数
は両者で等しいので,最大応力度
を比較するには,最大曲げモーメント
を比べればよい.
- 図(集中荷重
)の最大曲げモーメント
- 図(等分布荷重
)の合力は
,作用位置は支点から
これらを等しいとおくと,
したがって,最も適切なのは
すなわち選択肢④.
出典
Ⅲ-6 片持ちはりの自由端でのたわみ
解答

解答
自由端のたわみ
よって ③ が最も適切です。
導出(片持ちはり・等分布荷重)
- 座標系
固定端を
、自由端を
とする。荷重
は下向きに一様に作用。
- せん断力
- 曲げモーメント
せん断の積分
(下向き荷重を負符号で取る流儀もあるが、符号は一貫していればよい。)
- たわみ微分方程式
- 角度(傾き)
- たわみ
- 境界条件
固定端で
を満たしているので積分定数は不要。
- 自由端(
)のたわみ
参考式(覚えておくと便利)
| 荷重条件 |
最大たわみ(端点) |
たわみ係数 |
先端集中荷重
|
|
|
等分布荷重
|
|
|
(本問は下段のケース)
出典
Ⅲ-7 モーメントTによるねじれ角
解答

1. 反力トルクの求め方
中央(段付き部)に外力トルク
を加えると,左右のシャフトはそれぞれ
- 左側(長さ
,直径
)に反力トルク
- 右側(長さ
,直径
)に反力トルク
を受け,つり合い条件から
両端は固定(回転拘束)なので,段付き部の回転角を
とすると
ここで
2. 反力トルクの比
式 (②) から
3. 反力トルクを決定
(①)(③) を連立すると
4. 段付き部でのねじり角
5. 極断面二次モーメントを代入
選択肢との照合
- 分子の係数 → 32
- 分母 →
これは ④ に一致します。
答え:④
出典
Ⅲ-8 長柱の座屈荷重
解答

柱の両端とも回転拘束(回転固定)されているので,オイラー座屈の有効長係数は
よって
となり,選択肢①が正解です。
はい、そのとおりです。
✅ 材料力学・構造力学で「ピン支持」は白抜きの丸(○)で表現します。
一般的な図記号では以下のようになります:
🔵 支点の図記号(代表的なもの)
■ ピン支持(ヒンジ支持)
- 白抜きの丸(○)
- 回転は自由、水平と鉛直の反力が発生(2自由度拘束)
○─── 部材
■ 固定端(完全固定)
- 黒塗りの端部または壁で表す
- 回転も変位も拘束(3自由度拘束)
|──── 部材
|
■ ローラー支持
- 白抜きの丸+下に小さなローラー
- 回転自由、鉛直反力のみ(1自由度拘束)
○
/\
──┘
🔵 座屈の端部条件で使う記号
オイラー座屈の端条件でも同じ記号を使います:
- 両端ピン → ○────○
- 片端固定・片端ピン → |────○
- 両端固定 → |────|
- 片端固定・自由 → |────(自由端)
🔚 結論
✔ ピン支持は「白抜きの丸」で表す
✔ 回転が自由で、水平・鉛直の反力が発生する支点
出典
Ⅲ-9 平面応力状態での主せん断応力
解答

主せん断応力
の求め方
平面応力状態
に対し
が主せん断応力(最大せん断応力)の絶対値になります。
各選択肢の計算
| 番号 |
,[MPa] |
,[MPa] |
,[MPa] |
|
|
|
| ① |
120 |
120 |
0 |
|
|
0 |
| ② |
70 |
0 |
30 |
|
|
|
| ③ |
50 |
–40 |
0 |
|
|
45.0 |
| ④ |
0 |
0 |
40 |
|
|
40.0 |
| ⑤ |
–100 |
0 |
0 |
|
|
50.0 |
結果
最大の
は 50 MPa で、これは ⑤ の組み合わせ
に対応します。
出典
Ⅲ-10 薄肉円筒状の圧力容器にかかる内圧と歪
解答

薄肉円筒の軸方向ひずみは、内圧
に対して次の式で与えられます。
ここで
を代入すると
よって
により求まります。数値代入すると
したがって最も近いのは
出典
機械力学・制御
Ⅲ-11 フィードバック制御系で極が与えられている時の安定化するための条件
解答

解答
伝達関数
閉ループ特性方程式は
より
展開すると
希望する極は
なので目標特性多項式は
係数は全体の定数倍まで同一であれば同じ根を持つので,
(2)式から
(1)式から
両式を等置して
したがって
正解:②
出典
Ⅲ-12 ラプラス変換表から時間関数を求める
解答

解答
部分分数分解:
で
で
したがって
ラプラス逆変換:
より
正しい選択肢:⑤
出典
Ⅲ-13 フィードバック系の制御回路
解答

解答:⑤
1. ループ構成の確認
与えられたブロック線図は
- 前向き(順方向)経路:
- フィードバック経路:
- 負帰還(− 印)
したがって閉ループ伝達関数は(フィードバック要素が
の場合)
2. 特性方程式
(ここで
が 完全に打ち消し される点に注意。)
3. 閉ループ極
打ち消し後、特性方程式は 1 次なので極は 1 つだけ。
選択肢で単独の
を示すのは ⑤。
4. 他の選択肢が誤りな理由
- ①,③,④:
を含む →
は前向きの零点とフィードバック要素の極で相殺され、閉ループ分母には現れない。
- ①,②,③: 2 つの極を挙げているが、閉ループ系は 1 次になっているので極は 1 つ。
- ②: 正の実根
は特性方程式から出てこない。
- ④:
単独は相殺を無視している。
5. コメント(極の相殺について)
内部での極・零点相殺(ここでは
)は理想的モデル上の話で、実際の物理系ではパラメータ不一致や未モデリングで完全には一致せず、残差が生じると隠れている不安定モードになる可能性があります。問題では理想相殺を前提として計算します。
出典
Ⅲ-14 ステップ応答図における立ち上がり時間・行き過ぎ時間・整定時間の判別
解答

答え:⑤
各指標
- ア:立ち上がり時間 (Rise Time)
ステップ入力後,出力が 0.1
(10%)から 0.9
(90%)へ到達するまでの時間。図では初期立ち上がり部分を示す短めの横矢印。
- イ:行き過ぎ時間 (Peak Time)
出力が最初の最大値(オーバーシュート頂点
)に達するまでの時間。図のピーク位置(縦破線)までの矢印。
- ウ:整定時間 (Settling Time)
出力が初めて ±5% バンド(0.95
~1.05
)内に入り、以後その帯域を外れなくなるまでの時間。図で最も長い矢印。
したがって組合せは ア=立ち上がり時間,イ=行き過ぎ時間,ウ=整定時間 の ⑤ が正解です。
補足
- 最大オーバーシュート量は
(図では 1.05
付近)で示されているが、今回の矢印では“値”ではなく“時間”の指標を問うもの。
- 他の定義(遅れ時間 50% 到達など)を使う文献もあるので、問題図と読みの整合が重要です。今回はご指定の読み取りに合わせています。
出典
Ⅲ-15 振動系の減衰
解答

答え:⑤
各選択肢の検討
- 「減衰が存在するとき,共振時の応答は有限の振幅になる。」
無減衰系(理想)では励振周波数=固有角周波数で理論的に無限大(発散)となるが,粘性減衰があれば最大振幅は有限。正しい。
- 「減衰が存在するとき,自由振動は時間とともにゼロに収束する。」
粘性減衰
かつ
ならエネルギー散逸により振幅は指数的に減少し 0 に向かう。正しい(臨界・過減衰も単調減衰で 0 へ)。
- 「減衰が大きい場合は,減衰が無い場合に比べて共振周波数は小さくなる。」
粘性減衰比
の下での“共振(共振ピークが現れる)周波数”や“減衰固有角周波数”は
で,無減衰
より小さい。正しい。
(厳密な“共振ピーク周波数”は
(ζ<1/√2) であり,やはり
より小さい。)
- 「減衰比が 1 より大きいときを過減衰という。」
減衰比
が臨界,
が過減衰。正しい。
- 「減衰比は(力/速度)の次元を持つ。」
これは 誤り。力/速度(N·s/m)は“粘性減衰係数”
の次元であり,減衰比(damping ratio)
は 無次元。
従って 最も不適切なのは ⑤。
出典
Ⅲ-16 剛体円板の重心
解答

答え:④
計算手順
| 項目 |
面積
[mm²] |
重心
[mm](上向きを正) |
円板(半径
) |
|
|
| 長方形の穴(200 × 100) |
(※負面積で扱う) |
|
※長方形の上端が
,高さ 100 mm なので穴の重心は
mm。
合成重心
結論
- 長方形の穴は円板の下側にあるため,下の質量が減り重心は 上方向(+Y)へ約 9.5 mm 移動。
- X 方向は左右対称なので
.
したがって選択肢 ④ (0, 9.5) が最も適切です。
出典
Ⅲ-17 ばねによる1自由度系の固有振動数
解答

答え:④
各系の等価ばね定数
| 系 |
構成 |
計算 |
|
| ① |
壁―
―質量 |
そのまま |
|
| ② |
壁―
―
―質量(直列) |
|
|
| ③ |
壁―
―質量―
―壁(左右対称) |
並列的に左・右の両ばねが同じ変位
を受ける → 力
|
|
| ④ |
左側に
,右側に
(両端固定で並列) |
全体で
|
|
| ⑤ |
左側
,右側
と
の直列 →
(並列合成) |
|
|
固有振動数
よって
が最大の ④(
) が最も高い固有振動数をもつ。
出典
Ⅲ-18 非滑り転がりする円板の固有振動数
解答

この系では「転がり摩擦なし」で回転運動もするので,見かけの慣性質量(有効質量)が
と増大します。円板の慣性モーメント
なので
ばねの復元力はそのまま
ですから,運動方程式は
したがって固有角振動数は
よって正解は ① です。
出典
Ⅲ-19 外力励振系における共振現象と関連用語
解答

解答:②
- ア:極大
一定振幅の加振力でも周波数によって応答振幅が変化し,ある周波数で最大(極大)になる。
- イ:共振
その現象を「共振 (resonance)」という。
- ウ:共振振動数
共振が起きる周波数を「共振振動数」と呼ぶ。
- エ:無限大
無減衰系では,その共振周波数で振動が時間とともに発散し,振幅は理論上無限大に行く。
よって最適な組合せは ② 極大/共振/共振振動数/無限大 です。
出典
Ⅲ-20 1自由度振動系における減衰比
解答

図中の減衰比 ζ は標準定義
により求めます。
、
、
なので
よって最も近い選択肢は ③ 0.1 です。
出典
Ⅲ-21 角運動量保存と最終角速度
解答

図での共有軸への一体化は外部トルクがほぼ無視できるので,角運動量保存より
よって正解は③の 30 rad/s です。
出典
Ⅲ-22 Euler–Bernoulli 梁の自由曲げ振動方程式
解答

均質な断面をもつ Euler–Bernoulli 梁の自由曲げ振動の運動方程式は,単位長さ当たり質量
による慣性項と,曲げ剛性
による4次微分項のバランスで表されます。すなわち
となるので,選択肢①が正解です。
出典
Ⅲ-23 落下位置エネルギーの熱への変換
解答

落下による位置エネルギーが水の内部エネルギー(温度上昇)になるとすると、1 kgあたり:
よって最も近いのは④の 0.6 K。
熱工学
Ⅲ-24 容器全体のエントロピーの変化量
解答

はい。解きます。
問題の要点
- 断熱された全体の系(ドアを開けて熱交換が起きた後閉じる)で、高温側(1000 K)から低温側(400 K)へ 10 kJ の熱が移動した。
- 各物体の温度は熱容量が十分大きいため変化しない(定温過程とみなせる)。
- 全系のエントロピー変化を求めよ。
解法
熱が高温側から低温側へ移るときのエントロピー変化は:
ここで
が高温→低温に移動した量なので、
- 低温側(400K)に入る熱:
- 高温側(1000K)から出る熱:
よって:
答え
④ 15 J/K
出典
Ⅲ-25 ランキンサイクルの理論熱効率
解答

図は標準的なランキン(蒸気)サイクルで、状態量は次のように対応する:
- ポンプ仕事(入力):
- ボイラーでの熱投入: (給水を過熱蒸気まで加熱)
- タービン仕事(出力):
理論熱効率は「正味仕事/熱投入」なので、
これに該当するのは選択肢②。
Ⅲ-26 理想気体の自由度と比熱比の関係
解答

正解は ③。
理由:
比熱比
(ただし
は自由度)なので、自由度が増えるほど
は小さくなる。
- 二原子分子(線形)の自由度は
で、
。
- 三原子分子でも 非線形 なら自由度は
で、
(小さくなる)。
- ただし線形な三原子分子(例:CO
)は
で二原子分子と同じ
になる。
したがって「3原子分子の比熱比は、2原子分子の比熱比よりも大きい」という記述は一般に成り立たず、不適切なのは③。
Ⅲ-27 壁内部を通過する熱伝導
解答

はい。定常熱伝導でフーリエの法則を使います。
与えられた値
- 面積:
- 温度差:
- 厚さ:
- 熱伝導率:
熱流束(単位時間あたりの熱量)
答え
① 6.7 kW
出典
Ⅲ-28 熱交換器(向流型)の対数平均温度差
解答

はい。対流型(向流)熱交換器の対数平均温度差(LMTD)は次の式:
ここで
よって:
答え
① 52 K
Ⅲ-29 ステファン・ボルツマン則と対流伝熱の連成による放熱計算
解答

解きます。
与えられた値(単位は SI)
- 表面温度:
- 周囲(空気)温度:
- 対流熱伝達率:
- 放射率:
- ステファン・ボルツマン定数:
- 裏面・側面は断熱(片面放熱のみ)
熱流束の合計(対流+放射)
① 対流による熱流束:
② 放射による熱流束(周囲を黒体とみなして):
③ 合計:
答え
③ 17 kW/m²
出典
流体工学
Ⅲ-30 連続の式から求める y 方向速度成分
解答

解きます。
条件
2次元非圧縮性流なので連続の式は
与えられた
について、
よって
これを
について積分すると、
ただし
は
に依存しない任意関数(境界条件で決まる)。
選択肢の中でこの形を満たしているのは
①
(
の場合)だけ。
答え
①
出典
Ⅲ-31 クーエット流による平板を動かす動力
解答

これはクーレット流(Couette flow)で、板と床の間の水膜でのせん断による仕事。
- ギャップ:
- 板速度:
- 粘度:
- 面積:
せん断ひずみ率:
せん断応力:
力:
必要な動力(仕事率):
答え
② 0.08 W
出典
Ⅲ-32 xy平面流れにおける z 軸周りの渦度
解答

これは2次元流れの z 成分の渦度(xy 平面に直交する方向の渦度)で、
与えられた
ゆえに
答え:⑤ 0
出典
Ⅲ-33 飛行によるよどみ点での圧力上昇
解答

はい。飛行によるよどみ点での圧力上昇は動圧に近く、非圧縮性近似で
ととれる。まず与えられた条件から気体定数を取るために(または直接理想気体則で)、
標準状態のデータより空気の比気体定数は
高度 4000m の空気密度は
速度
を代入すると、
よって選択肢で最も近いのは③ 270 hPa。
出典
Ⅲ-34 流れ場の可視化
解答

これは ⑤ 流跡線(pathline)。
解説:
- 流跡線(流跡線/pathline) は、個々の流体粒子が時間を追ってたどる軌跡。アルミ粉末を一様にまいて長時間露光すると、各粒子の動きが時間積分されて軌跡として残るので流跡線が写る。
- 流線(streamline) はその瞬間の速度ベクトルに接する線(定常流なら流跡線と一致するが、非定常では違う)。
- 流脈線(streakline) はある固定点から継続的に放たれた粒子の集合位置(スモークワイヤなどで可視化するケース)。
- 渦管 や 速度ポテンシャル は画像として直接得られるものではない。
したがって、静止画像の長時間露光で得られるのは流体粒子の軌跡、すなわち 流跡線。
出典
Ⅲ-35 空気中を飛ぶ球に働く抗力
解答

解きます。
与えられたものと式
- 直径
- 速度
- 空気密度
- 抗力係数
- 投影面積(球の正面):
- 抗力の定義:
計算
答え
④ 0.34 N
出典