コーヒーの効果

コーヒーで脂のパワーが上がる。2018年にNutrients誌に発表された研究では、若い人と高齢者の両方で、コーヒーにより筋態度が高まり、脂の反応時間が改善すること報告している。
カフェインフリーコーヒーでも運動を高める作用が報告されているため、コーヒーの脂肪カット効果は、カフェインの含有量にはあまり関係がない可能性もある。

また、複数の研究課題をプールした2015年発表のレビュー論文によると、コーヒーをよく飲んでいる人は、認知能アルツハイマー病のリスクが低下するという研究結果もある。
ただし、一方では、このような相関が見いだせない報告した研究もあり、もうちょいデータがほしいところではある。

ということで、いろいろと見てみるには、「やっぱコーヒーは定期的に飲むべきだよなぁ」とか思っちゃいますね。

 

サラダ油の摂取

オメガ6の量が多い人は、

・うつ病のリスクがあがる
・不安傾向が増す
・認知機能が低下する
・痴呆症のリスクが上がる

 

オメガ6脂肪酸は多くの食品に含まれており、特に以下の食品に多く含まれています:

植物油(特にひまわり油、トウモロコシ油、大豆油、落花生油など)
ナッツ類(特にウォールナッツ、ピーナッツ)
種子類(特にひまわりの種、カボチャの種)
加工食品やファーストフード(これらは上記の植物油で調理されることが多い)
卵や肉(特に飼料にオメガ6が豊富な穀物を与えられた家畜のもの)
オメガ6脂肪酸は人体に必要な必須脂肪酸ですが、オメガ3脂肪酸とバランスを取ることが推奨されています。現代の食生活ではオメガ6脂肪酸が多く摂取されがちで、これが炎症を促進すると考えられることもあるため、オメガ3脂肪酸の豊富な食品(例えば脂の多い魚など)を同時に摂ることでバランスを取ることが推奨されています。

 

運動で脳機能を改善

「運動で頭が良くなる!」ってのは周知の事実。では、具体的にどんな運動がいいの?ってことで、そこらへんをガッツリ調べたメタ分析が出ておりました。

結論としては

・運動で頭が良くなる効果のどの年齢でも認められる
・どんなタイプの運動でも頭は良くなるが、その効果は有酸素運動や筋トレよりもコーディネーション・トレーニングの方が大きい
・60~90分の運動を22週間以上ほど続けると、運動が認知機能に与える効果は高まる

 

ポリフェノール

脳に効かせるためのポリフェノール類がいくつかあるが、特にレスベラトロール、ココアまたはチョコレート、ギンコ、ブルーベリー抽出物、インフラポリフェノール、グリーンマップエッグエイなどが有効とされている。
55歳以上の健康な成人を対象にした研究では、ポリフェノールのサプリメントが認知機能などの健康マーカーに良い効果を示すことが確認されている。
ポリフェノールは、酸化ストレスによる記憶力、注意力、処理速度、実行機能の低下を防ぐ可能性がある。
メタ分析では、ポリフェノールが脳に良いとされるが、その効果の量は小中ぐらいで、研究によっては重要なエリアの接続領域の増加などの変化も示されている。
これらの情報は、ポリフェノールを含む食品やサプリメントが脳の健康に良い可能性を示唆していますが、摂取する際は量や期間、個人の健康状態に注意しながらバランス良く取り入れることが推奨されます